皮膚のメカニズムを知って美肌になる

それでは皮膚再生の仕組みをみていきましょう。構造や再生のしくみを知ることでどんなケアが必要かがわかってきます。

皮膚は表面をおおう表皮とその下にある真皮に大別されます。 表皮が体の一番外側にあり外界と接触する皮ですね。

表皮の最上層は角質層といい、これは表皮の最下層で細胞が分裂し、その細胞が死んだものとそのときつくられる脂質(セラミド、コレステロール、遊 離脂肪酸)で形成されています。

一般的に角質というとなんだか「汚れ」みたいに思われていますけれども厚さはミクロン単位で(部位によって異なります)その薄い膜の角質層こそが人間の体内液を外にださないように保護している膜なのです。

やけどで生命が危ぶまれるというのはこのバリア機能を持った角質層が失われることに他なりません。また、表皮には血管が通っていません。出血するということは表皮よりもっと奥の真皮の部分で傷ついているということなんですね。

表皮での細胞の分裂、死亡は常に繰り返されており、角質層も次々生成され、 何層かになっています。垢は、バリア機能がなくなって古くなった角質層です。

垢すりが一時ブームになりましたが、本当に角質層の最上層の垢だけを落とすのであれば問題はないでしょうが、バリア機能のある角質層まで傷つけてしまっていることは間違いないので、永続的につづけると炎症を起こすであろうことは皮膚の構造を知ればわかることですよね。

真皮は、コラーゲンなどのたんぱく質で形成されています。真皮の厚さはミリ単位で(これも部位によって異なります)表皮へ栄養を送っています。また真皮には炎症に関わる細胞があります。

皮膚のメカニズム(再生と適応)

表皮の細胞は分裂し、死んで角質層になるまで約28日間の周期で活動しています。そして角質層を傷つけても一日で大部分が再生できるほど常に新陳代謝を繰り返しています。

しかし、年をとるに従って、その角質層の中の層数が増えることと、角質層内の保湿物質が減ること、角質層が傷ついて回復するまでの時間がかかるようになることがわかってきました。

25歳を過ぎると表皮の細胞が死んで角質層になるまでの周期も4週間から6週間かかるようになってしまいます。

このことから年齢が上がるに従って、保湿や角質層の除去のお手伝いが必須になることがわかりますよね。

また、皮膚はその湿度への適応能力がとても高い部位です。乾燥した外気、 湿度の多い外気、など皮膚を取り巻く環境にあわせて機能を整えることができます。角質層を厚くしたり、薄くしたりということです。

ただし、その調整には約1週間必要といわれています。

現代社会で肌の老化が進む大きな原因には冷房のきいた乾燥した室内にいたかと思うと、今度は暑い湿度の高い外へ出たりというような、同じ季節の中でも肌への環境が極端に違うという状況があたりまえになってきたことにも あると思います。

肌調整に一週間必要なのに一日で極端に違う環境下に置かれることは肌への非常なストレスになります。肌は環境への適応能力が高い分、その負担が大きいのです。

近年、健康な皮膚の角質層には電気的なイオン物質が点在しておりマイナスイオンを発生していることがわかってきました。

このイオンは角質層を傷つけると失われ、そうなると皮膚のバリアとしての機能が低下することがわかっています。

アトピー性皮膚炎の肌や老化した肌にはこのイオンが計測されません。健康な艶のある肌はマイナスの電気質を帯びているのです。

表皮に直接マイナスの電気を与えると機能の回復が早く、逆にプラスの電気を与えると回復が遅れることもわかってきました。

また、皮膚は内的な環境、つまり精神的ストレスにも左右されます。精神的ストレスを多く受けた人の皮膚の機能再生は遅れます。

ですからリラックスも肌にとってはとても重要になってきますね。

角質層にある電気的な物質は感情によっても左右されるのです。 これはうそ発見器で使用されていますよね。

うそ発見器は長年、汗に反応していると考えられていましたが現在では汗腺のない部位でも反応することがわかり、皮膚自体が電気を発していることがわかっています

ですから、感情が穏やかでストレスがない場合肌はつややかになり、ストレスが多い場合はその逆になることはいうまでもありません。

基本的に体も顔も皮膚は同じ

あなたは、「顔は洗顔フォームで優しく洗いましょう。体はボディソープで洗いましょう。」と顔の皮膚は体とは別のもののように扱っていませんか。

顔だけに化粧をしますが基本的に顔も体も同じ皮膚なのです。それではあなたの体の中で一番きれいな皮膚はどこでしょうか。

おしりは生まれたときからほとんど外気に直接さらすことはありませんし、 化粧もしません。衣服に守られて、環境の変化を受けにくく、紫外線や化粧 などのダメージを受けないためによい皮膚の状態を保っています。

そして肌をおしりの皮膚の状態に近づけましょう。おしりではない部位がきれいだと思われる方はその部位の皮膚に肌を近づけるようにイメージしましょう。

それでは皮膚のメカニズムからみたベストなお手入れ法とはなんでしょうか。

  1. 表皮に栄養を送るとされる真皮に栄養を与える
  2. 角質層は年齢を経るにつれ厚くなりやすいので少し除去を手伝う (その際、ダメージを深くまで与えない。)
  3. 外気に影響されないよう保湿を充分に行う
  4. 肌の持つ電位を保つ
  5. 精神的なリラックス
  6. 顔も体も基本的に同じ皮膚であることを忘れない

以上を実践すれば美肌になることは間違いありません。

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