話題のダイエットは本当に効果がある?8つのダイエット法とその真実

ここでは巷で話題のダイエット情報の“本当のところ”を語っていきたいと思います。
今書店に行けばダイエット関連の書籍の棚が用意されていたり、DVD なども豊富にあります。

健康系の雑誌では常に「痩せる●●ダイエット」とか「●日で●キロ痩せた」など、ダイエットの記事は季節を問わず掲載されています。
それだけ女性の関心がダイエットに向いているのでしょう。

しかしながら、そういった情報の多くが健康を害するものだったり、極めて効果の低いものだったりします。
テレビなどのメディアで紹介されると、どうも誇張されてしまい、いきすぎると有名な某健康系番組の「納豆ダイエット」のようにウソの情報まで流布してしまいます。

他の情報についても、ウソとまではいかないまでも、都合の悪い部分の情報は隠されていように感じます。
そのへんの“本当のところ”を語ります。

朝バナナダイエット

ちょっとしたブームになったダイエット法ですね。
「朝食をバナナと水にすれば昼と夜はなにを食べても大丈夫」
という方法です。

さらにバナナの本数に制限はなく、飲む水は常温の水。寝る4時間前までに食事を終わらせること、とのことですが、寝る4時間前までに食事を終わらせるというのは、なにも朝バナナダイエット特有のものではありません。

寝ている間の自律神経の働きは、活動している日中の交感神経から副交感神経に変わっていますので、単純にこの副交感神経がメインで働いている時間帯のエネルギー摂取の割合が、日中よりも多くなってしまうので、寝ている間に胃に食物が残っていないようにする為、一般的に消化に必要な4 時間経ってから寝ましょうと言っている訳ですね。この部分は至極ごもっともです。

さらに、バナナには糖質分解酵素(アミラーゼ)が含まれているので代謝が促進されるというのを根拠にしていますね。
確かにアミラーゼは糖質を分解します。しかしバナナの糖質は果糖なので肝臓で代謝され、代謝されなかった分は中性脂肪に変換されます。
いくら果糖は血中インスリンの上昇が緩やかで太りにくいとは言っても、食べ過ぎれば太ります。
※インスリンというのはもともと血糖値を下げる作用があるのですが、体内で過剰に分泌されると、余った糖を脂肪細胞に送り込んでしまうのです。

さらにトマトやリンゴとの食べ合わせを良いとしていて、リンゴ酸やポリフェノール、トマトのペクチンの作用も根拠としていますが、ちょっと弱いですね。
決して間違いではないのですが、この作用で「痩せる」と言い切ってはいけない気がします。

現に食べ過ぎて太った例はものすごく多いですしね。
それと、単品ダイエットにも言えるのですが、例え1 食だけとはいえ決まったものだけしか取しない方法で痩せるのは最初だけです。

栄養素がいままでと比べ、一時的に不足するので体重は減ります。
しかし、その体重を維持出来ません。
何故ならその方法でずっと生活することが出来ないからです。

さらにやっかいなのは、その単品を用意し損ねた日は他のモノを摂取してしまい、せっかくのダイエットが台無しになってやる気が途切れてしまいます。
ほんのちょっと痩せてみたいという方には良い場合もあるでしょうが、普段の食生活に取り入れられない方法は、継続できないわけですからダイエット完全成功者にはなりづらい方法です。

食べ合わせダイエット

一見すると一番魅力的な方法のように思えます。
いくつか例をあげますと、ケーキを食べる前に抹茶豆乳を飲む、ですとか(繊維やミネラルが豊富な為、糖の吸収を抑制)

ポテトチップスは青のりをかけて食べると脂肪の吸収を抑制効果が期待できる、とかラーメンと食べる時は事前に野菜ジュースを飲むと、血糖値の上昇を抑制し、太りにくくなる、とか深夜食を食べる前に果物を食べれば、果物に含まれる酵素が消化を促し、寝ている間にも消化してくれる、とかチョコやクッキーを食べる時はココアを一緒に飲めばココアの甘みが満足感を与え、体を温め代謝を上げる等々。

これで痩せられれば一番良い方法のように感じませんか?
しかし、この方法は「痩せる」というよりは「太りにくくなる」という趣旨のようです。

この方法で本当に痩せようと思ったら、かなりの時間がかかりますし、何より食べ合わせ自体を覚えられないので外食の際に困る。というのが難点です。

もしこの方法で1 か月3kg くらい減量ができるのであればおススメなのですが・・・

EMS マシーン

これはかなり流行ったといっても良いのではないでしょうか。
あのブルブル震えるチャンピオンベルトのような、お腹に巻くタイプのモノが主流ですね。
最近では手袋のタイプですとか、パットを貼るタイプなども人気のようです。

このマシーンの趣旨は筋肉に刺激を与えて、辛い運動しなくても運動効果が期待できるというモノですが、良い効果が出る方は少ないようです。

ボディービルをやっている筋肉の専門家に伺ったところ
「一般の方にとっても刺激が弱すぎて、筋肉の深部までは届かないのでは?」
とのことです。

そもそも筋肉への刺激には個人差がありますし商品が推奨している使用時間では効果がでないケースが多いようです。

乗馬タイプのモノも同様のようです。
しかし大腰筋に着目しているところは非常に良いと思います。
毎日長時間使えば良い効果が出るケースもあるようです。

お家エクササイズ系

これはビリーズ・ブート・キャンプやターボジャムに代表されるお家エクササイズ系です。
最近ではモムチャンダイエットやコアリズムなんかが売れ筋のようです。

これは食事制限に頼ることなくエクササイズの消費カロリーでの減量効果を期待するものですね。
実際に購入すると「より効果を出すための3カ条」が書かれた用紙の3 カ条目に「栄養管理はしっかりするべし」と書かれたところがあり、タンパク質と野菜中心の食事をおすすめしていますが、最後に「無理な食事制限はしないでくれよ」とビリー隊長の言葉で締められております。

プログラムを遂行できれば適度な筋肉への刺激で張りのある身体になるのはとても魅力的です。
私も友人にビリーズ・ブート・キャンプを借りて見ましたが、
「これは若い方でないと続かないのでは?」
というのが最初の感想でした。

他のお家エクササイズ系も同様です。
本来、減量というのは1日の総摂取カロリーよりも総消費カロリーが上回れば体重を減らすことが出来るわけですから、これが一番良い方法のように思えます。

しかし残念ながら、太り過ぎて激しい運動そのものが間接などに負荷がかかり過ぎる方や、長期の怪我や病気で運動制限がある方には不可能な方法となってしまいます。

低炭水化物ダイエット

この方法の趣旨は、太り易いと言われる炭水化物(糖質)の摂取を制限し、血糖値の上昇を抑えて痩せようという方法ですが、一歩間違えると、逆に痩せにくい体を作ってしまします。

食事の際、カロリーを制限しようとして炭水化物をあまり摂らないでいると、脳に多大な悪影響を与えてしまいます。
最初に集中力の低下、冷え性などの体温調節機能の低下、低血圧、体のだるさ等が起こります。
なぜなら、脳はほぼ糖質のみをエネルギーとしているからなんです。

さらにその期間が長いと脳は、飢餓状態にあると判断してしまいます。
そうなってしまうと、現在蓄えてある体脂肪を出来るだけ使わないようにしてしまうのです。いやむしろ脂肪を増やそうとしてしまいます。

この状態が「痩せにくい体」です。
これは本来悪い機能ではなく、大昔の食糧難の時代を乗り切る為の生命維持の機能だったのです。
現代は飽食の時代ですが、バランスの悪い食生活をするとこの様なことが多々起こります。

キャベツダイエット

これもちょっと話題になりましたね。
因みにこれは単品ダイエットではなく、食前にキャベツ6 分の1個(約200g)を10 分かけてゆっくり食べたあとで普通に食事をします。勿論、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル等の5 大栄養素のバランスは守ります。

とは言っても他の一般的なカロリーの制限をするダイエットと比べ、かなり大雑把です。
キャベツダイエットには様々な利点があります。

まず、キャベツ自体のカロリーは低く、90%は水分です。
6 分の1個(約40kcal)とはいえ、かさばって歯ごたえがあるので満腹感が得られやすいのが特徴です。

キャベツはビタミンC、食物繊維が豊富で、女性にとって朗報な便秘解消に一役買ってくれます。
キャベジンと呼ばれるビタミンU の働きにより、胃腸と肝臓の細胞の新陳代謝を活発にし、脂肪肝を予防します。

さらに血圧、血糖値、血中脂肪、コレステロール値を正常に戻す作用があり、なんと発ガン性物質の抑制作用まで発見されています。

生キャベツにはビタミンC がたっぷり含まれているのでシミそばかすを防ぎ、肌に弾力をもたらすのでシワやたるみの予防になります。

しかし欠点もあります。飽きるんです。
ノンオイルのドレッシング等をかけて食べてもいいのですが、それでも飽きます。
とはいえ、これはかなり良質の方法といえます。

もみだし法

これも健康系の番組からちょっとしたブームになったものだそうです。
エステサロンなどでよくあるセルライトを取るといった類のもの。
ちょっと高額な場合が多いですね。

セルライトというのは、皮膚の下のある脂肪細胞が老廃物や水分とくっつき固まったもので、リンパの流れを悪くしている状態です。

成分について、科学的には定まっていないところがありますが、エステサロンでは見た目で判断しているようです。
エステ等の宣伝では、「2 時間でセルライトが消えた」などの宣伝文句を見ますが、科学的に見てもそんな短時間で脂肪がなくなることはありません。

マッサージなどの物理刺激で、滞っていたリンパの流れが改善しただけです。
これで本当に脂肪がなくなって痩せることが出来るのなら、お金持ちに太っている人はいないということになりますが、実際はそうではありませんよね。

さらに高額なものと言えば、テレビでたまに放送される、アメリカ人の太った方が胃の半分を切除したり、腸の長さも短くして栄養の摂取を抑えてまで減量している映像がありますね。

日本人はあそこまではなかなか太らないと思われていますが、最近は太り方まで欧米化してきていますので、日本でもそんなことが日常的になる日が着るかも知れません。

一旦太り過ぎ身体の皮膚は、痩せると太っていた頃のサイズの状態であることがあります。伸びきってしまった場合ですね。
この場合、皮膚を切除するのですが、強烈な痛みを伴うようです。
こんな状態にはなりたくないですよね。

すでに脂肪吸引などは珍しくなく、日本でも行われています。
一時的に脂肪を減らしても、数年で元の状態に戻るケースも多いそうです。
やはり食生活と思考の方を変えないといけませんね。

基礎代謝をあげて痩せる?

痩せるためには、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回れば良いというのは、皆さんご存じだと思います。
その為に、朝にジョギングをしたり、フィットネスクラブに通ってウエイトトレーニングをしたり、水泳をしたりするわけですよね。

では1 キロ痩せるのにどれくらいのカロリーを消費すれば良いのか知っていますか?
7200キロカロリーです。

ふざけんなってくらい多いと思いませんか?
フルマラソンを2 時間半で完走しても2400キロカロリーの消費、脂肪に換算して341g。2 時間半も走ればかなり汗が出ますので、実際に走った後は体重が減っているはずですが、ほとんどが汗、水分です。

運動で痩せるのがいかに大変か分かったのではないでしょうか。
「ウエイトトレーニングをして筋肉量を増やせば、基礎代謝が上がって痩せやすい身体になる」
というのを聞いたことがあると思います。

ところで基礎代謝って知っていますか?
これは生命を維持するのに最低限必要なエネルギーです。
1 日の消費エネルギーの6~7 割を占めます。

成人女性の基礎代謝は 約1200kcal
成人男性の基礎代謝は 約1500kcal
と思って下さい。

では、筋肉量を増やせばどれくらい基礎代謝が上がるのでしょう?
私を例にします。

因みに、20 代中頃の私は、ボクシングのトレーニングの他にウエイトトレーニングもかなり真面目に取り組んでいました。
その時に行っていたウエイトトレーニングのメニューは
ベンチプレス 120kg
ハーフスクワット 170kg
デッドリフト 180kg

そのメニューをこなしていた時の普段の体重が72キロでした。
ウエイトトレーニングを行わない方には、このメニューの内容は良く分からないかも知れませんね。

胸囲100cm 握力約70kg この方が分かり易いでしょうか。
この状態の当時の私の基礎代謝は約1750kcal でした。
一般の方とたった250kcal しか違わないのです。
ご飯一杯半分くらいです。

筋肉量を増やすのには、結構な期間を要します。
1 か月くらいのトレーニングでは劇的に増えたりはしません。
しかも、継続してトレーニングを行わないと、筋肉量は落ちてしまいます。

日頃、運動不足の方がジョギングやウエイトトレーニングを始めれば、当然運動の刺激によって筋肉の細胞に取り込む糖の量が増えますので、血糖値のコントロールには一役買うことになるのでおススメではありますが、基礎代謝が上がることによる減量効果となると、短期間ではほとんど期待できないと思って下さい。

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