なぜダイエットを諦めたくなるのか?ダイエットで失敗した人向けの100gダイエット

これまでにダイエットに失敗してきた方の多くは、「自分は根気がないから失敗した」と思っている方が多いのですが、実際、私は減量の成功と根気はあまり関係がないと思っています。

恒常性(ホメオスタシス)を思い出して下さい。ホメオスタシス?というあなたは下記の記事を先に読んでください。
肥満とBMI 値の関係は?肥満だと病気になりやすい?早死にするの?

これは、食糧難の時代を乗り切るための機能です。次にいつ食糧を摂取できるか分からない時に生命を維持する為の優れた機能ですが、減量という作業をする時にもこのホメオスタシスが機能してしまいます。

よって減量に抵抗し元の状態に留めようとするのが停滞期ですね。
これと似たような現象は心(潜在意識)にもあるのです。

潜在意識にも現状維持のメカニズムがあるので、いくら顕在意識で「痩せたい」と思っても、潜在意識は「現状維持」と言っていれば減量は成功しづらいのです。

スポーツの試合、特に大舞台といわれる重要な試合などで、いまいちモチベーションが上がらず、実力を発揮できない選手にもこの潜在意識「現状維持」の作用があります。

大きな緊張を強いられる大舞台に臨む状態にいたくないのです。
気心の知れた仲間達と楽しく練習している状態でいたいのです。
そうすると、潜在意識と顕在意識との間に大きな隔たりが出来てしまい、試合で勝つ為の心理状態をうまく作れないのです。

女性でいうと「マリッジブルー」がそうです。
これから結婚というのに、潜在意識は気ままだった独身時代の状態を維持しようとしてしますので、「なぜか分からないけど気が乗らない」という現象が起きます。

しかし、これは何も悪い機能では無いのです。
例えばアナタがお酒を飲み過ぎたり、タバコを吸い過ぎたりしないように、潜在意識の方で今のアナタにリスクのあることを制御してくれているのです。なので「現状維持」から見ると、痩せようとする減量の作業をリスクと判断してしまいます。

減量したいときにこの潜在意識が機能するのはとても邪魔ですね。
ではこの状態を解除する方法はないのでしょうか。
もちろんあります。

ゆっくり慣らすのです。
これはホメオスタシスも同様ですが、潜在意識もゆっくりと教育してやれば良いのです。
ホメオスタシスも潜在意識もある程度急な変化に反応します。

急激な変化や、辛いと思えるような状況を作らずに緩やかに変化させていけば良いのです。
例えば、1 か月で10キロの減量を決意したとしても多分1 週間くらいで挫折するでしょう。
これは潜在意識が強烈に働くからですが、毎日100g の減量にはホメオスタシスも潜在意識も反応しにくいのです。

緩やかに減量していけば停滞期になりにくいのですが、こればかりは減量の幅や個人差があり停滞期になる人もいます。
その時にはダイエットの停滞期とは?体重が減らない時の解決方法は?で説明した方法で乗り切れば減量の計画自体が滞ることはありません。

メタボダイエットまとめ

ここで簡単にまとめます。
・毎日100gの減量を目指して下さい。

・1 日の全ての食事と起床時と就寝時の体重をメモしてください。このメモで体重の増減の要因を知ってください。

・体重計は100g単位で計れるものにしましょう。
※体脂肪率は体重の減少に遅れて減ってきますので初期の段階では気にしなくて良いです。

・仮に食べ過ぎてしてしまって体重が増えてしまったときは、その増えた分を1 日で元に戻そうとするのではなく、数日使って元に戻してから、計画に戻りましょう。

・減量に慣れてきたら、五大栄養素も少しだけ考えましょう。

・停滞期になってしまって場合は、先に述べた2つの方法のどちらかを選んでください。

・諦めたくなるのは、アナタの根性に問題があるわけではありません。ホメオスタシスと潜在意識をゆっくり教育し、慣らしましょう。

それと補足なんですが、食事を摂る際にちょっと考えて下さい。
本当にその食事を全部食べたいのかを。
私は現在、ボクシングの練習もウエイトトレもしていませんが体重は65~66kg を保っています。

若い頃のようにたくさん食べなくなりました。
例えば、牛丼を食べに行ったとしても全部は食べません。
4 分の1くらいは残します。
本当に全部食べたいときは食べるでしょうけど、普段は全部は食べたくないのです。

定食でもラーメンでも同じです。
節制しているわけではなく、本当に全部は要らないのです。
多分、少し残すくらいの量が私には丁度良いのだと思います。
アナタも丁度良いくらいの食事の量を見つけて下さい。
すぐに探せると思いますよ。

ポテトチップを食べる時、本当に1袋食べたいですか?
ケーキだって半分でも充分味わえていませんか?
本当に必要と思える量の食事にすると、自然と適正体重まで戻ると思います。

もうひとつ補足。
寝る3 時間から4 時間前までに夕食を済ませることが出来れば、尚良いですね。
寝ている間の自律神経の働きは、活動している日中の交感神経から副交感神経に変わっていますので、単純にこの副交感神経がメインで働いている時間帯のエネルギー摂取の割合が、日中よりも多くなってしまうので、寝ている間に胃に食物が残っていないようにする為です。

詳しく説明しますと、同じカロリーの食事を摂ってもどれだけ体脂肪になるのかは、食事をした時間帯にもよります。
このことは皆さんもなんとなくは知っていると思いますが、具体的な時間までを知っている方は少ないと思いますので、是非覚えてください。

脂肪細胞が血中に脂肪分を取り込む際にBMAL1 というたんぱく質が働きます。
その生成量は時間帯によって変わります。

夜中の2時頃をピークに、午前中は減り、昼の2 時頃に底を打ち夜に向かってまた増えます。
つまり夜中に脂肪が作られると思って下さい。
昼の2 時と夜中の2 時とでは20 倍もの差があります。
ですから、昼食に揚げ物を食べても脂肪になりにくいのです。

逆に言えば夜中に食べるとデブ率20倍と考えてください。
これで食べる気なくなりますね。
気をつけるのは夕食ですね。
できれば夜8 時頃までに夕食を終えておくのが望ましいですね。

ちなみに、歌手の倖田來未さんはダイエット中、18時以降は食事をせずに減量に成功したそうです。
ちょっと早めですね。
減量中は食べる時間帯にも気をつけましょうね。

もうひとつ補足です。
1日の消費エネルギーの約6~7割が基礎代謝です。
この基礎代謝も年齢と共に衰えてきます。
40歳の女性なら、20歳のころと比べると5%~7%落ちてしまいます。
たった5%くらいならいいよ、なんてバカにしてはいけません。

この数字をみて下さい。
40歳の平均的な女性の場合1日の消費エネルギー 1600kcal
安静時の基礎代謝 1050kcal

20 歳と比べる基礎代謝低下率 5%
1kg の脂肪 7000kcal
5%ダウンの基礎代謝量 52kcal
メタボ解消 ダイエット

1 年間で代謝できない分
52kcal × 365 = 18980kcal
これを脂肪に換算
18980 ÷ 7000 = 2.7kg

20 歳の時と同じ生活をしていると、40 歳時には1 年で約3 キロも体重が増えてしまうんです。
食事を工夫して摂取カロリーを抑えるか、若しくは、運動をする必要がある、ということになりますね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
これなら自分にも出来そうだと思えましたでしょうか?
もちろん出来ます!!
ちょっと小難しく感じる記述があったかも知れませんが、毎日100gの減量を目指していくのが、からだにとって無理なく、続けられる方法であることはご理解頂けたのではないでしょうか。

私自身、この方法を体得してからは停滞期になることなく、減量できるようになりました。
当時の減量メモは格闘家の後輩にも受け継がれています。

格闘技の選手は皆、「試合」という強烈なモチベーションによりこれまでは減量が出来ていました。もちろん皆、根性もありますし若いということもその理由の一つでしょう。

しかし根性での減量法はちょっと気が乗らないというだけで簡単に失敗します。
まして、試合という強烈モチベーションのない一般の方には絶対お勧めできない方法です。

巷のダイエット法には根性まかせのものが未だに多く、短期間で痩せることを謳っているモノのほぼ全てに健康被害が付きまといます。
薬事法に抵触するものも多く、ニュースに登場することも珍しくありません。

一昔前までは、減量というと「ボクサー」みたいなイメージがあったようですが、不思議なことにこれだけ歴史のあるボクシング業界でも減量は個々の選手まかせで、ちゃんとしたものが確立されていません。未だにそうなんです。

私は本来怠け者で、減量は嫌いでした。
なんとか、辛い思いをせずに目標体重まで減量できないものかと自らを実験台にしてきました。
結果、不整脈が出たり高熱が出たりと、辛い思いばかりしてきました。

確実に言えることは短期間の大きな減量にはロクなことがない、ということです。
一般的なものでいえばリバウンドがそうですね。
減量すればするほど、気づけば体重が増えていっているという方は非常に多いのです。

しかし、100gづつの減量はリバウンドもなく、辛いこと自体が特にありません。
多少時間がかかるという印象があるかも知れませんが、ちょっとずつでも体重が減っていくのを毎日確認していると、そんな不安もなくなってきます。

多少食べ過ぎた日があっても、メモにその食べ過ぎたものを記録しておけば、
「それさえなければちゃんと計画通りに減ったのだろうな」
ということが分かるのは非常に重要です。

増えた分は数日かけて100gずつ減らし、増える前の体重に戻してから再び計画通りに進めるので、結局やっていることは同じなんです。
ちょっと予定より数日だけ目標の達成の期日が遅れはしますが、新たに辛いことが起きるわけではありません。

これが続けられる最大の理由です。
減量という作業は、辛くては続かないことはアナタも充分ご存じのことと思います。

大事なことなのでもう一度言います。
思わず食べ過ぎてしまったら、数日かけて戻していきましょう。
その場合、メモの余白などに増えてしまった理由なんかも書き添えておくと、後でメモ帳を見返したときに役立ちます。
是非、明日からと言わず今日から食事のメモをとって100gづつの減量を始めて下さい。

そして、減量がうまくいったら、アナタの周りの方にその方法を教えてあげて下さい。
アナタの中の知識がより鮮明で盤石のものとなります。
「教えることは教わること」でもあるのです。
この方法が末永くアナタの減量に役立つことを願います。

あ、そうそう、忘れてました。
ダイエットの本当の意味をお伝えしていませんでしたね。

それは・・・

調整された食事 」です。

減量において頑張るべきは運動ではなく食事です。
運動はやっても1 日1 回くらいではないでしょうか。
1 日に何回もフィットネスジムに行く人はいませんよね。

しかし食事は1 日に3 回ありますよね、単純に考えても食事を頑張る方が効果は出やすいのです。
きちんと食事のメモを取って管理「調整」してくださいね。

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