法令上の制限の問題を解くための勉強方法は?

業法の基本学習が終わり次は法令上の制限に入ります。
※業法については宅建業法を効率的に勉強するための3ステップを参考にしてください。

ここでアドバイス前にやった業法のことは忘れてください。
どういうことかというと、切り替えて欲しいのです。
業法の学習に未練を持たないで欲しいのです。

資格試験は忘却との戦いでもあります。
ただ忘れることを恐れていては、次の教科には進めないのです。

全くやるなとは言いません。
時間がある方は、やっていただいて構いません。
その他の方は、細切れ時間などを利用して弱点ノートのみを読み返してください。
後々楽になります。これは確かです

時間がない方は、無理にやる必要はありません。
「忘れてしまう」とあなたは思うかも知れませんが、記憶喪失でもならない限り、完全に忘れることはありません。
ただ時間の取れる方は、是非、弱点ノートを繰り返し読んでください。

法令上の制限とは

法令上の制限ですが法令上の制限という法律はなく、不動産に関連する法律(約50種類)の法律を一くくりにして宅建では「法令上の制限」と言っています。

余談ですが、不動産鑑定士では「行政法規」と言っています。「法令上の制限」と「行政法規」は、ほぼイコールですが、難易度は全く違います。

不動産鑑定士の受験者で宅建受験もされる方が多いいですが、そのような方はこの法令上の制限は勉強する必要はありません。「行政法規」をやってください。恐らく宅建の法令上の制限は満点です。

話がそれました、戻します。
この単元は非常に広範囲です。
・ 都市計画法
・ 建築基準法
・ 国土利用計画法
・ 農地法
・ 宅地造成等規制法
・ 土地区画整理法
の6つの法律が主です。

特に、都市計画法、建築基準法は、重要事項を作成、説明するときに必ず出てくる法律です。

この「重説」の中で都市計画法で言う市街化区域なのか市街化調整区域または未線引区域なのか更には用途区域の指定はあるのか、あれば、何地域なのかその土地の
容積率は何%なのか
建ぺい率は何%なのか
建築基準法に定める道路に接道しているか等々
この法令上の制限を知らない人にとっては、何を言っているかわからない内容ばかりなのです。

つまり、あなたが「宅建」に合格し、「取引主任者」になったとき何もわからないお客さんに、わかるように説明をしてあげなければなりません。

この意味で都市計画法、建築基準法は将来のことを含め勉強していただきたいと思います。
あとの法令については、実務上もそんなに出てきません
よって試験においても毎年同じような問題が出ていますので、安心してください。

ステップ1 通読

さて最初は業法のときと同じくまず「通読する」です。
理解など必要ありません。
まず、どういうことをこれから勉強するのか、確認してください。

ステップ2 過去問・弱点ノートの作成

通読が終われば「過去問をする」です。
平行して「弱点ノートを作成」してください。
ここでポイントをお話しておきます。

平成18年(問36)で以下のような問題が出されています。

【肢1】地区計画は、建築物の建築形態、公共施設その他の施設の配置等からみて、一体としてそれぞれの区域の特性にふさわしい施設を備えた良好な環境の各街区を整備し、開発し、及び保全をするための計画であり、用途地域が定められている土地の区域においてのみ定められる。

【肢2】都市計画事業の認可の告示があった後においては、当該都市計画事業を施行する土地内において、当該事業の施行の障害となるおそれがある土地の形質の変更を行おうとする者は、都道府県知事及び当該事業の施行者の許可を受けなければならない。

【肢3】都市計画事業については、土地収用法の規定による事業の認定及び当該認定の告示をもって、都市計画法の規定による事業の認可又は承認及び当該認可又は承認の告示とみなすことができる。

【肢4】特別用途地区は、用途地域内の一定の地区における当該地区の特性にふさわしい土地利用の増進、環境の保護等の特別の目的の実現を図るため当該用途地域の指定を補完して定める地区である。

いかがです。
答えは4です。

1回読んだだけではさっぱりわからないと思います。
解説は皆さんで読んでください。
投げ出さないでくださいね。
ここでは難しい言葉について、逃げないで欲しいのです。

「地区計画」??
「都市計画事業」??
「特別用途地区」??
こんな言葉は無理に覚える必要はありません。
過去問や問題をやっていくうちに自然と頭に残ってきますから安心してください。

この問題は過去に何度も出題されています。
そのためか過去問を何度もやっている方にとっては、非常に簡単なのです。
わからなかった、迷った、まちがえた問題(肢)を弱点ノートに書いてください。

また解説を見たとき、これは暗記しなくてはいけないと思う、解説については、間違えなかった問題もこまめに書いてください。
そして毎日読み返してください。
次に同じような肢が出題されたら間違いなくあなたは、正解しています。

もし、同じような問題で引っ掛けが出て
また間違えたとしましょう。
また弱点ノートに書くのです。
そしてまた読む
これを繰り返ししたら、自然と覚えるじゃないですか。

イメージできますよね。
宅建をはじめ法律系の試験は、途中で挫折する人が非常に多いと聞きます。
それは全く知らない日本語が数多く出てくるからです。

意味がわからない読書ほど、つまらないものはありません。
その気持ちは十分わかります
意味がわからないから勉強すると、切り替えてもらいたいのです。

毎日弱点ノートさえ見ていれば、言葉に慣れてきます。
私は受験勉強中よくゴルフのことを思い浮かべていました。

あなたはゴルフをやったことはないかも知れませんが、
わたしは一時期熱中した頃がありました。
スコアが悪い為、一緒にゴルフをしていた同僚や後輩からいつもばかにされていました。

私は負けず嫌いです。
毎日、毎日練習場に通って何百球とボールを打ちスコアを上げていきました。

数年後
逆に同僚や後輩をばかにする立場になっていました。
このときと受験勉強は同じだなあと思ったのです。

毎日、毎日勉強ではなく頭の練習をしているのだと考えるようになったのです。
練習なしに上達はありえません。
プロゴルファーは1日に何千球とボールを打っているという話です

そうです!受験も勉強なしではありえません。
無理な暗記でなく、自然と身に付けてください。
毎日・毎日の繰り返しこそが本番で大きな成果を生むのです。

ステップ3 熟読

過去問も終わればここでもう1度テキストに戻り「熟読してください」
言葉を理解するように努めてください。

決して完全に理解する必要はありません。
イメージができるようにするのです。

建築基準法でたくさんの数字が出てきます。
例えば建築確認が必要な建物の規模を示す数字などは、まだこの段階では完全に暗記する必要はありません。
ここで覚えても、次の権利関係の単元をやったあとには、忘れてしまっています。

何度も言っていますが、数字も含め、弱点ノートを繰り返しすることで自然と身につきます。
また範囲が非常に広い為、深入りは禁物です。
ある程度自分でイメージできれば次に進んでください。

どうしてもイメージできないものは、思い切って飛ばしてください。
細かく暗記に走る必要はありません。

例えば各用途地域で建築できるものなど、完全に覚えている方が、むしろ私には違和感を感じます。
語呂合わせで覚える方も居ますが、その語呂合わせを覚える時間があれば弱点ノートを読む時間にまわした方がいいと思います。

用途地域の話が出ましたので少しだけ解説します。
用途地域は全部で12あります。
第1種低層住居専用地域から工業専用地域までです。

第1種○○と第2種○○の違いは?
低層住居専用地域を例であげると
第1種低層住居専用地域は、低層住宅の良好な住環境を守るための地域。
第2種低層住居専用地域は、主に低層住宅の良好な住環境を守るための地域。
となっています。

違いは「主に」がつくかつかないかだけです。
ここで日本語の勉強です。
「○○ができる」と「主に○○ができる」。

○○以外にもできる方はどちらですか?
そうです
「主に○○ができる方」です。

よって規制が甘くなる方は「主に」がつく第2種○○です。
このようにしてイメージを作ってください。

熟読も終わりました。
これで「法令上の制限」は終了です。

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