名前や場所を覚えるのに役立つ記憶方法は?

広いショッピングモールなどで買い物をすると、車を駐車した場所を忘れてしまってイライラすることがありませんか?

この様なトラブルはショッピングモールだけでなく広い駅前駐車場や、観光地の有料駐車場などでもよくあります。
うろ覚えの記憶を頼りに広い駐車場の中で自分の車を探し回るのは本当に嫌になります。

この様なことが無い様にする為には止めた周囲のものを良く見て、その風景と合わせて駐車した場所を記憶するのがコツです。

広い駐車場に車を駐車した時は停めた場所を思い出し易い様な目印を探してみましょう。
駐車エリアに番号などが付いていればこれは簡単ですから、メモに書き留めて分かりやすい場所に置いておきましょう。

携帯電話を持っている人なら附属のカメラで、エリア番号をちょっと撮影しておくのも良いと思います。
手間が掛からず間違いもありません。

エリア番号などが無い駐車場の場合は、前後左右に何か目印になる様なものが無いかを探します。
この時目印にする目標は出来るだけ真正面と、左右どちらかの真横になるものを探します。
駐車場は太平洋の真ん中にあるわけではありませんので、探せば必ず何か目印になるものはあります。

見付ければそれを覚えると共に、カメラ付き携帯電話を持っていれば、念の為にその目印を写真に写しておきます。
この様にして目印になるものを決めておけば、そのふたつから引っ張った線が直角に交わるところに自分の車があります。

要するに真正面に「目印A」が見え、左右どちらかに「目印B」が見える位置の付近に自分の車があるはずですから、その付近を探します。

この様に2 個以上の目印から線を引いて自分の位置を求める方法は「クロスベアリング法」と言って、船が陸地の見える沿岸を航行中に自分の位置を求める為の方法として古くから使われていたものです。

船で用いる場合はコンパスと海図(海の地図)を使いますが、駐車中の自分の車を探す時は頭の中のコンパスと海図だけです。
観光地など地理不案内な所へ行く時は必ず詳細な地図を持って行って、駐車場の管理人に駐車場の位置を地図上にマークしてもらいましょう。

有名な観光地などの場合は駐車場がたくさんありますので、地理不案内な場合自分の車を停めたのがどこの駐車場だったのか、分からなくなることがあります。

地図にマークしてもらっておけば、地元の人に地図を見せれば場所を教えてくれます。

調味料の分量を間違えないようにする方法

あなたはお料理をよくしますか?
料理をする時は調味料の量をきちんと把握することが不可欠ですね。
せっかく作るものはおいしく仕上げたいですし、調味料の分量を間違えれば誰も口をつけてくれません。

調味料はレシピを頭の中で思い浮かべながら、声に出して量る様にすると間違いが少なくなります。
ただプロの料理人が調味料を使う時は量りなど使わず全て「勘」です。

実家が日本料理店で父親が板前さんのある女性タレントが言っていましたが、休日に自宅で父親と一緒に料理をする時に醤油の量や塩、砂糖の量を聞いても、「そんなものは勘だ」と言うだけで具体的に教えてくれないそうです。

インタビューで「今度一緒に料理をする時は、父親が醤油を入れる時にお玉をさっと出してやろうと思っています」と言っていました。

忘れやすい名前と顔を確実に覚える方法

確か以前会っているのに、どうしてもその人の名前が思い出せないということは良くあります。
人の名前を忘れてしまうというのはかなり恥ずかしいことです。

例えばその人を別の誰かに紹介する時に名前が出て来なかったりしたら、それこそ本当に焦ってしまいますね。
第一相手に対して失礼です。

この様に顔は思い出せても名前が出てこない、これは思っている以上によく起きてしまう出来事です。

しかしちょっと不思議だと思いませんか?
考えてみてください。
人の名前は現代の日本人の場合文字数は多くても10 文字程度です。

つまり人名というのは情報量としては非常に少ないのです。
それに引き換え人間の顔形というのは膨大な情報があります。
試しにご自分のパソコンにデジカメで撮影した自分の顔写真と、文書ソフトに書いた自分のフルネームを取り込んで容量(情報量)を比較してみてください。
多分一千倍ぐらい容量が違うはずです。

では何故情報量が少ない名前は忘れてしまうのに、それよりはるかに情報量が多い人の顔を脳は覚えているのでしょうか?

それは脳にとっては名前を覚えるよりも顔を見分けるプロセスの方が簡単だからです。
人の顔はビジュアルな情報として風景などの情報と同じ様に、脳にそのまま保存されます。

つまり様々な情報はあたかも1 枚の写真か絵の様に、全部がひとつの情報になって一括して保存されるわけです。
この時働くのは右脳だと言われていますが、これは脳にとっては比較的楽な作業です。

ところが名前を覚えるとなるとプロセスが全く異なり、脳にとってはエネルギーをより要する難しい仕事になります。

名前はまず短期記憶としてその他の情報と同じ位置付けで保存されます。
短期記憶というのはその情報が繰り返しインプットされるなど何等かのアクションが無ければ、元々覚えてから数十秒後には忘れていてもおかしくない情報です。

つまり人の名前というのはそれほど頼りない記憶のひとつとして分類されているのです。

ではこの忘れ易い名前を顔と同様に、確実に長期記憶として保存する為にはどうすれば良いのでしょうか?
人の名前をしっかりと覚える為には、名前と何か重要なことを関連させるとうまく行きます。

重要なことというのはその人の顔と名前が結び付く様な情報で、例えば「熊に似た熊田さん」や、「太った太田さん」などの様なものです。

世の中には人の名前は一度聞けば絶対に忘れないという人がいます。
しかしこの人達は天才的な頭脳を持って生まれたわけでも何でも無いのです。
名前を覚えること以外ではごく普通の人です。全国のJR の駅名を全部暗記している鉄道マニアと同じです。

ただこの様に多くの人の名前や鉄道駅などの情報を暗記している人というのは、先に申し上げた様に名前や駅名と、何かそれに関わる別の特徴ある情報を組み合わせることに長けています。
そしてそれによって脳に与える刺激をより大きくして、記憶を長期記憶としてしっかり定着させています。

人の名前を覚えて忘れない為に、誰もが明日からでも出来る簡単な方法があります。
それは「名前」というひとつの情報をひとつの入力装置からだけでなく、複数の入力装置から脳にインプットする方法です。

人の名前を覚える為にはまず名前を言語情報として耳で聞くだけでなく、文字情報として目からもインプットします。
名刺を頂ければそれが一番良いのですが、名刺をもらえない場合はその人と別れた直後に名前をカードなどに書いて目でも記憶します。

人間は外部の情報を脳にインプットするのに、視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚のいわゆる「五感」を使いますが、この時一つの感覚よりは二つ、二つの感覚よりも三つの感覚を使った方が記憶され易くなります。

人の名前を聞くだけでなく紙に書いた情報にするということは、聴覚の他に視覚も使って脳にインプットしているわけですから、当然名前を聴くだけの場合よりも脳に刺激を与えます。

次に人を紹介された時はしっかり注意を向けて聴き、相手によく聞こえるくらいの声で口に出して「○○さんですね」と復唱しましょう。

名刺をもらった時も同様で、名刺を受取ると同時に「○○さんですね」と声に出して名前を確認します。
もちろん同時に顔もしっかりと確認します。

わずかな動作ですが実はこの様に最初に相手の名前を声に出して確認することが、その後の記憶に大きな影響を与えているのです。
更に会話中は出来るだけ相手の名前を繰り返し呼びかけて、顔と名前をリンクさせる様にしましょう。

名前を繰り返せばそれだけしっかり脳に記憶されて、次に再会した時に名前を思い出し易くなります。
そして別れ際にはもう一度何か理由を付けて相手の名前を呼びかけます。

例えば「○○さん、今日はいろいろありがとうございました」と言った様な感じですね。
この様に最後に名前を確認するのを「親近効果」と言って、実は人間はこの最後の部分を一番しっかりと記憶する様になっているのです。
ですから政治家が演説をする時などに、最後に印象的な言葉で締め括ることはよくあります。

アメリカのオバマ大統領の選挙演説の最後の部分の決まり文句、「Yes we can」ですね。
上院議員としてはまだ新米でこれと言った実績も無いオバマ氏が、ベテラン上院議員の共和党候補マケイン氏を破ったのは、あの最後のフレーズの効果が大きかったと思います。

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