花粉症の原因となる物質は?花粉症に効く薬の秘密

いくら頭のいいお医者さんと言えど、全ての病気の治療法を、こと細かに暗記しているわけではありません。
お医者さんの手元には、いろんな病気の“治療マニュアル”があります。

・大腸癌治療ガイドライン 医師用
・胃癌治療ガイドライン―医師用
・骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン
・慢性頭痛の診療ガイドライン
・子宮体癌治療ガイドライン
・痴呆疾患の治療ガイドライン
・リンパ浮腫診療ガイドライン
・急性膵炎診療ガイドライン
・高血圧治療ガイドライン

ここでお伝えしたいのは、
「お医者さん向けの専門の治療マニュアルがある」
ということです。

この様に、お医者さんが患者を治す時に読む、“治療のやり方を書いたマニュアル”があります。
そして、花粉症についてもこの様な“医者向けのマニュアル”がありまして、私もこれを手に入れて、じっくりと読み込みました。

これが全国のお医者さん達が花粉症治療の参考にしているマニュアルです。
鼻アレルギー診療ガイドライン

この本は、日本でもトップレベルの花粉症治療の専門家たちによって書かれ、全国の医師に対して花粉症の治療の仕方を教えています。
この本を、全国のお医者さん達が花粉症患者の診療の参考にしているのです。

お医者さん達がおおむねこの本に沿って、花粉症の薬を処方していると考えてもよさそうです。
ですので、全国の多くの花粉症患者は、この本に書かれている薬を飲んだり塗ったりしているというわけです。

ひょっとしたら、あなたが過去にかかったお医者さんも、この本を参考にして、あなたに薬を処方したのかも知れませんね。
医師が参考にするほど専門性の高いこの診療マニュアルには、花粉症のメカニズムや、薬が効くメカニズムが、非常に詳しく書かれています。

この花粉症の診療マニュアルを読み解いていくと、このブログでお伝えする方法が、いかに理にかなったものであるかが分かります。
薬が効くメカニズムと同じ効果のある食べ物を食べたり、炎症が起こりにくくなる食材を食べればよいのです。

分子レベルでそのことが証明されている食材を食べるからこそ、確実に効果が出ているのです。
こういった食材の選び方は、お医者さんさえも知らないことです。

私がこのブログでお伝えしている食事法は、
「全国の医師たちが実際に花粉症患者に処方されている薬が作用するメカニズムを理解し、このメカニズムに直接影響を与える食事法」
です。

花粉に敏感になる根本原因を正しく知り、それをきちんと避ける。
だからこそ、私を含め、「実際に多くの人が治った実績」があるのです。
このブログにより、あなたの花粉症を根本から解決できると、私は確信しています。

花粉症のメカニズムと薬の秘密

(「鼻アレルギー診療ガイドライン」には、花粉症の原因やメカニズムについて、“感作発症素因は多因子的であり、解明は不十分”と書かれています。
つまり、「花粉症になるもともとの原因は、いろいろあるんだろうけど、よく分からない」と書いてあるのです。

従って、その本の内容の多くは、対症療法に関する説明に終始しています。
つまり、「薬の処方のしかたが書いてある本」、と言えます。

実際、その本は116ページ中、29ページ(つまり全体の4分の1)が薬の一覧表のみで占められています。
その本では、花粉症の薬について、実によく説明されています。

日本中の医師がその本を参考にしながら薬を処方し、全国の花粉症患者がその薬を飲むわけですから、それもうなずけます。

まずはこのガイドラインの目次全体をざっと見てみましょう。
軽く目を通して、雰囲気だけ掴んで下さい。

「鼻アレルギー診療ガイドライン」の目次

第1章 定義、診断、分類
Ⅰ 定義と病名
Ⅱ 鼻炎の分類
第2章 疫学
第3章 アレルギー性鼻炎発症のメカニズム
1.くしゃみ
2.水様性鼻汁
3.鼻粘膜腫脹
第4章 検査・診断法
Ⅰ アレルギー性鼻炎の検査法
Ⅱ 診断法
Ⅲ アレルギー性鼻炎の分類
1.病因抗原侵入経路と抗原
2.好発時期
3.病型
4.重症度
5.QOL による評価(患者満足度を含む)
<参考>ARIA の分類
第5章 治療
Ⅰ 目標
Ⅱ 治療法
1.患者とのコミュニケーション
2.自然治癒―抗原除去と回避
3.薬物療法
1)ケミカルメディエーター遊離抑制薬(肥満細胞安定薬)
2)ケミカルメディエーター受容体拮抗薬
(1)ヒスタミンH1 受容体拮抗薬
(2)ロイコトリエン受容体拮抗薬
(3)プロスタグランジンD2、トロンボキサンA2 受容体拮抗薬
3)Th2 サイトカイン阻害薬
4)ステロイド薬
(1)鼻噴霧用ステロイド薬
(2)全身ステロイド薬
リノール酸低減式花粉症対策
5)自律神経作用薬
6)その他
(1)非特異的変調療法薬
(2)生物製剤
(3)漢方薬
7)アレルギー性鼻炎治療薬の副作用・薬剤相互作用
4.特異的免疫療法(抗原特異的減感作療法)
1)適応
2)実施法
3)舌下免疫療法
5.手術
Ⅲ治療法の選択
1.通年性アレルギー性鼻炎
2.花粉症
第6章 その他
Ⅰ 合併症
1.慢性副鼻腔炎
2.気管支喘息
3.アレルギー性鼻炎
Ⅱ 妊婦
<患者への説明文書の1例>
Ⅲ 小児
1.臨床像
2.原因抗原
3.検査、診断
4.治療
Ⅳ 口腔アレルギー症候群
Ⅴ アナフィラキシー
Ⅵ 専門医への紹介
アレルギー性鼻炎の主な治療薬一覧表
抗ヒスタミン薬
ケミカルメディエーター遊離抑制薬
抗ロイコトリエン薬
抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2 薬
Th2 サイトカイン阻害薬
鼻噴霧用ステロイド薬
経口ステロイド薬
交感神経刺激薬
非特異的変調療法薬
生物製剤
主な漢方製剤
付 点眼薬

難しそうな言葉が並んでいますね。
でも、全ての意味を理解して頂く必要はなく、大事なポイントだけを知って頂きます。

注目して頂きたいのは、4つの単語のみです。
ヒスタミン
ロイコトリエン
プロスタグランジンD2
トロンボキサンA2
これらこそが、炎症を起こしている物質なのです。

あなたの目のかゆみ、腫れ、目やに、鼻水・鼻づまり、くしゃみ、のどの腫れ・痛みなどは、これらの4つの物質が引き起こしています。
一般の人にとっては、かゆみ物質としてヒスタミンがよく知られていますが、実は2つ目のロイコトリエンの方がよっぽど強烈です。
ロイコトリエンは、ヒスタミンの約30倍の鼻粘膜膨張作用があるのです。

ここで、目次を見返して頂くと分かりますが、ロイコトリエンの後ろに“拮抗薬”(きっこうやく)という言葉が見て取れますね。
これは、“働きを抑える薬”という意味です。
つまり、「ロイコトリエン受容体拮抗薬」、というのは、「ロイコトリエンの働きを抑える薬」のことなのです。

あなたが飲んでいる薬の正体

このブログをお読みの方であれば、多少なりとも、花粉症の薬で炎症を抑えた経験をお持ちのはずです。
医者から処方された薬にせよ、市販の薬にせよ、花粉症の薬を使うと一時的に症状が治まりますよね。

実はあなたが過去にかかったお医者さんがくれた薬、あるいはあなたが薬局で買ったその薬は、痒みの原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンなどの働きを抑える薬だったというわけです。

全ての花粉症患者は、薬を飲むなり、点眼するなりしてロイコトリエンなど、先の4つの炎症物質の働きを抑え込んでいるのです。

世の中には、花粉症を一時的に抑える薬はものすごくたくさんありますが、炎症が起こるメカニズムから分類すると、
抗ヒスタミン薬
抗ロイコトリエン薬
抗プロスタグランジンD2 薬
抗トロンボキサンA2 薬
の4種類が主なものです。
これらが殆どなのです。

抗ロイコトリエン薬は、鼻汁分泌を抑制する。
抗プロスタグランジンD2 薬は、鼻過敏症を抑制する。
という具合に、それぞれに特徴があります。

これらを複数、混ぜ合わせたり、薬の濃さ(濃度)を変えたり、あるいは薬の味・見栄えを変えたりすることで薬の種類が増えていると考えてよいでしょう。

男も女も、成人も、小児も、老人も、この4種類の薬を医者から処方されているます。
あとは薬の“量”だけが違うのです。
「病院でもらった薬が効かない」とお感じの方は、お医者さんがこの4種類のうちのどれかを選び間違えたのかも知れませんね。

さて。
ここまでで、あなたが対処すべき物質が何であるかが、理解いただけたかと思います。

大事なことなので繰り返しますが、先に挙げた4つの物質です。
ヒスタミン
ロイコトリエン
プロスタグランジンD2
トロンボキサンA2
これらの炎症物質を、しっかりコントロールしてやれば良いわけです。

先にもご説明したとおり、2番目のロイコトリエンという物質は、ヒスタミンの約30倍の鼻粘膜膨張作用があります。
ロイコトリエンの威力からすれば、ヒスタミンの影響は、無視できる程度かも知れません。
ですので、これ以降はヒスタミンを除いた、
ロイコトリエン
プロスタグランジンD2
トロンボキサンA2
の3つで、話を進めます。

体の中で、この3つの物質が発生しない様にすれば、花粉症が起こらないのです。

妊婦について

妊婦については特に注意が必要です。
先のガイドラインには、以下の様に記載されています。
「一般に催奇形性が問題となるのは妊娠2~4カ月である。この時期は胎児の器官が形成される期間である。およそ妊娠2カ月の時期は胎児の中枢神経、心臓、消化器、四肢などの重要臓器の発生・分化が起こり、特に有用な期間であるので原則として薬剤の投与は避けるべきである。」

妊娠4カ月までは、強力な薬を多用するのは避けるべきでしょう。
比較的安全な薬もあるので、薬局で適当に薬を買うのではなく、お医者さんの指示に従いましょう。

そして薬に頼るのではなく、「花粉症の根本原因を除去する健康的な食事」を行うのが最善です。あなたの周りに妊婦さんがいるのなら、どうか、一刻も早くこの食事法を教えてあげて下さい。

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