大人になっても背は伸びるの?背を伸ばすための5つのポイント

成人の伸長方法を考えてみましょう。
20歳を越えている人の場合、子供と同じ方法では背は伸びません。
大人には大人用の伸長方法を実践する必要があります。

ほとんどの成人の骨格は歪んでいます。
あなたの背骨は曲がっていませんか?
常に肩が前の方に閉じていませんか?
足がO脚やX脚、または片方に重心がかかったりしていませんか?
頭が前倒れになっていませんか?
お尻が前にへこんでいたり、後ろに出っ張りすぎたりしていませんか?

頭の中で、針金を思い浮かべてください。
針金はあなたの骨格です。曲がったり、広がったり、折れたり。

では、この針金が、すべて真っ直ぐに伸びると・・・。
ね?背が伸びるでしょう。

大人の伸長の基本は、この骨格修正にあるのです。
これは、言い換えれば、『あなたはもっと高くなれるのに、ずっと損をしている』
と言うことなのです。
つまり、大人の伸長法とは、あなたの本来の身長を取り戻すだけのことなのです。

姿勢が非常に悪い人の場合、5cmくらいの伸長も夢ではないのです!
それでは、針金を伸ばしてしまえば、背は伸びるのか?と言うことですが、そう簡単にはいきません。

確かに、骨格を真っ直ぐにのばすと背は伸びます。
しかし、それだけでは一時しのぎに過ぎないのです。
矯正器具などで瞬間的に数センチ伸びたとしても、それだけでは、すぐに元の身長に戻ってしまうのです。

本当に背を伸ばすためには、伸ばした針金を固める土台も必要なのです。
この土台とは、筋肉のことです。骨の周囲には筋肉がくっついていますが、この筋肉が骨を支えているのです。
骨格を真っ直ぐに伸ばすと同時に、筋肉で支えて固定するためには、まず筋肉自体を作る必要があります。

ここが、大人と子供の伸長法の違いでもあります。
子供のときは『骨を作る』こと、大人の場合は『筋肉を作る』ことが、伸長には重要なポイントなのです。
子どもの伸長についてはこちらから→子どもの身長を伸ばすための4つのポイント

この骨と筋肉。一見まったく違う資質のものに見えますが、実は構成成分は同じなのです。
骨と筋肉を作る主成分はともにたんぱく質です。
ですから、伸長を望む際には、子供も大人も『たんぱく質』をたくさん取るようにすることが大切です。

また、骨と骨の間にある関節軟骨ですが、これは伸縮します。
老化すると、この関節軟骨が劣化ししぼみます。
しぼむと言っても、それぞれの骨の間で、ほんの1~2mm程度のことです。しかし、全身にある骨の数を計算してみると、随分あなたの身長を下げることになります。
関節軟骨を縮小させないためにはコラーゲンが必要です。コラーゲンはたんぱく質の一種です。

「よし、背を伸ばすにはたんぱく質か。それなら明日からたんぱく質だけ食べるぞ!!」
と、あなたは思うかもしれません。
しかし、それではちょっと極端すぎます。

たんぱく質は骨や筋肉を作りますが、それのみでは正常に働くことはありません。
伸長の鍵を握るたんぱく質ですが、これは『5大栄養素』のひとつです。

5大栄養素と言うのは、人が生きていく上で絶対必要な栄養素です。
たんぱく質・糖質(炭水化物)・脂質の3つが3大栄養素。それに、ビタミン・ミネラルが加わると5大栄養素となります。
どれか一つではなく、これらすべての栄養素を摂取することで、からだは正常に働くようになります。

5大栄養素の役割

* たんぱく質
骨・筋肉・皮膚・血液など、からだの元を作り出します。
たんぱく質は、『アミノ酸』と言う小さな物質が集まって出来ています。
このアミノ酸は20種類ありますが、そのうちの9種類は『必須アミノ酸』と呼ばれ、体内で作り出すことができません(子供の場合、10種類)。
ですから、この必須アミノ酸は食品から体内に取り込むようにせねばなりません。

* 糖質
糖質には澱粉、果糖、砂糖、乳糖など。体内に取り込まれるとブドウ糖に変化し、エネルギーとして使用されます。
このブドウ糖ですが、脳や神経系を動かす唯一のエネルギー源です。
ですから、糖質が不足すると脳が働かなくなり、日常生活に支障をきたすようになります。
しかしながら、余分な糖質はすべて脂肪として蓄えられるので、肥満を招くことがあります。

* 脂質
細胞膜や血液、ホルモン形成に必要な栄養素です。
しかし、カロリーが高いため摂取しすぎると肥満になります。

* ビタミン
3大栄養素をスムーズに、かつ、正常に働かせるのがビタミンです。
ビタミンは、Aからアルファベット順に名づけられています。
体内で構成できるビタミンもありますが、ほとんどが食品から取り入れる必要があります。
また、ビタミンが不足すると、内臓の働きが衰え、健康に害を及ぼすようになります。

* ミネラル
ビタミン同様、からだの維持および調整に利用されます。
ミネラルとは、カルシウム、亜鉛、リン、鉄など、有機物に含まれる元素(酸素・窒素・水素・炭素)以外の元素のことです。
不足すると、骨がもろくなったり、貧血を起こしたりと言う症状が現れます。

このように、大人の伸長を考える時には、たんぱく質を多く、しかしその他の栄養素もバランスよく摂取する必要があるのです。
加えて、以前は、成長ホルモンといえば子供だけのものと思われていました。
しかし、その後の研究によって、成長ホルモンは大人にも必要だと言うことが分かりました。
成長ホルモンは脂肪の分解を促したり、筋肉内でたんぱく質の合成を促進したりします。

また、不足すると心疾患などを引き起こすこともあるといわれています。
成長ホルモンは、筋肉を作るために、また内臓を正常に働かせるために、そして、若々しく保つために人間には欠かせないホルモンです。

成長ホルモンを多く分泌させるポイントは、成長期のときのポイントと同様です。
食事、睡眠、運動、そして、ストレスを溜めないことです。

以上のことをすべて実行することが、成人のための唯一かつ確実な伸長法なのです。

成人のための伸長法

骨格修正
たんぱく質を中心とした栄養バランスの良い食事
よい睡眠
適度な運動
ストレス解消

なお、20歳を越えている人でも、軟骨細胞が閉じていない場合がまれにあります。
成長期でもないのに10cmも背が伸びた!と言う人は、このパターンです。
また、完全に開いてるわけでなく一部が残っているという人もいます。

「どうすれば分かるの?」
軟骨がまだ柔らかく、閉じていないかどうかは、骨端線の有無で分かります。
この骨端線とは、骨の端っこについた、軟骨細胞部分と硬い骨の部分との境目の筋です。

レントゲンを取ると、この骨端線があるかどうかすぐにわかります。
普通、20歳くらいまでには消えてしまうこの線ですが、人によっては25歳くらいまで残っている場合があります。
気になる人は、調べてもらうと良いでしょう。

ちょっと気になる身長のお話

背が伸びることは、多くの人にとって大きな感心ごとです。
そのため、伸長に関して、ありとあらゆる噂が巷にはびこっています。本当の話もあればただの噂というのもあります。

ここでは、ちょっと気になる、それって本当?と言うお話をまとめてみました。

身長のお話①

『中学生時代、タバコを吸うと背が伸びないぞと教師から言われました。喫煙は伸長に関係があるのですか?』

妊娠中に母親が喫煙すると、赤ちゃんの成長が著しく妨げられることがわかっています。
これは、喫煙により成長ホルモンの分泌が低下する事によって起こります。
ということは、青少年がタバコを吸う場合にも同じ害が出るということです。

ですが、喫煙していてもそれなりの身長になっている人はいます。すなわち、喫煙の害には個人差があるということです。

しかしながら、タバコはせっかくの成長ホルモンの分泌を低下させるほか、肺、および神経系機能に障害を与えることは確かです。
ですから、教師の言ったことは正しいと言えるのではないでしょうか。

身長のお話②

『スケベな奴は背が伸びないって言われました。これって本当ですか?』

伸長の話の際によく話題に上がるのが、マスターベーションです。
「マスターベーションを行うと背が伸びない」という人がいるのです。
確かに、精液の成分の80%はたんぱく質です。骨の成長に必要なたんぱく質を体外に放出してしまうということから、射精は伸長に影響を与えるかのように思えます。

しかし、その量はたかが知れています。伸長に影響を及ぼすほど排出する事はまずありません。
また、成長期の場合、マスターベーションをしなくても、3日ほどすると精嚢がいっぱいになり、夢精という形式で勝手に放出されるのが普通です。

性ホルモンの分泌が多いと成長が止まると言うことからも、「スケベな奴は・・・」のような発想が生まれたのだと思いますが、はっきり言って影響はありません。

身長のお話③

『缶入り炭酸飲料をガブガブ飲んでいるために、最近の子供は背が伸びないと言うのを聞きました。関係があるのでしょうか?』

「コーラを飲んじゃダメ!!骨を溶かしてしまうのよ」
これは、子供の頃、わたしの母がしつこく言っていたことです。

コーラは骨を溶かす?

コーラは酸性の飲料水です。コーラに限らずその他の炭酸飲料水もすべて同様です。それに対し、リンとカルシウムの結合である骨は酸に弱いという性質を持っています。
そのため、コーラは骨を溶かすという発想が生まれたようです。

しかし、骨を溶かすほどの酸というのは相当なものです。もし、骨が溶けてしまうのであれば、同じ成分から出来ている歯が先にドロドロ溶けているはずです。
ということで、炭酸飲料は骨には特に影響を与えません。

しかし、炭酸飲料に含まれる「糖分」は問題です。
炭酸飲料は簡単に飲める為、糖分を取りすぎることになり肥満を引き起こします。また、満腹になりやすいため、食事をきちんと取る妨げになります。
食事が満足に取れないと、伸長に影響を及ぼす事ことになるでしょう。

身長のお話④

『子供の頃にボディビルダーのようなからだに憧れていたのですが、背が低くなるよといわれました。これは本当ですか?』

成長期に激しすぎる運動を行うことはよくないと言われています。
疲労しすぎるということと、筋肉が重過ぎて骨の生成の妨げになるためです
ですから、幼すぎる場合、筋力トレーニングのようなものは避けたほうが良いでしょう。

反対に、マラソン選手などの小柄なスポーツ選手を目指す場合は、子供の頃から筋肉をつける運動をさせるようです。

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