子どもへのお金の教育はどうすればいいの?その方法は?

小学3年生の由美ちゃんはスイミングスクールに通うスポーツ大好き少女で、勉強も一生懸命にやる頑張り屋さんです。彼女はお菓子やジュースを我慢し続けて8ヶ月かけて1500円を貯めました。

そのお金をぎゅっと握って、ずっと前から欲しかった図鑑を買いに本屋にいきました。苦労して貯めたお金が由美ちゃんの手を離れます。このお金には8ヶ月間の由美ちゃんの頑張りが込められています。しかし受け取る店員さんにとっては普通のお金でしかありません。

ずっと欲しかった図鑑を手に入れた由美ちゃんは嬉しくて嬉しくてたまりません。お金を貯めた苦労と、そして待ち続けた時間、それが喜びの大きさとなります。そして彼女はきっと物を大切にする人になると思います。

物を大切にできる人は、まわりの人を大切にします。こういうことが今の子どもには欠けているといわれています。欲しい欲しいとダダをこねて買ってもらったものには大きな喜びはありません。

お金のイメージ

日本人はお金の話に対して「お金のことを話すのはよくない」「いやしい」というイメージが強いと言われています。その反面、年収の多い少ないで人やスポーツ選手を判断してしまったりする逆の一面も持ち合わせています。

お金は汚いものでも、きれいなものでもなく、あくまで道具です。
きれいか汚いかは、お金を持つ人、使う人の心の問題です。また、お金は「お金が大好き」な人に集まってくるという人もいれば、家の中をいつもきれいに掃除していればお金の流れがよくなるという人もいます。トイレのふたを必ず閉めることがお金持ちの共通点だという人もいれば、お札の向きを揃えるとお金が集まってくるという人もいます。

いずれにせよお金に関する問題は、この経済社会で生きていく以上、一生涯ついて回るものであり、お金と上手に付き合えるかどうかが人生をうまく生きるという点で大きく関わってくることは間違いありません。

お金が全てではありませんが、お金は大切なものです。
お金に支配される人生ではなく、お金を道具として上手にコントロールできることが必要ではないでしょうか。

お金の価値

子ども(4歳~10歳)の前で、1円玉から一万円札まで並べてみてください。10円玉が5枚で50円玉に、50円玉が2枚で100円玉に、100円玉が5枚で500円玉に、500円玉が2枚で千円札に・・・。というようにお金の種類とその価値を教えてあげてください。

また身近にあるものに値段を付けて、実際のお金でお店屋さんごっこをやってみるのもいいかと思います。実際におつりを渡すところまでやってみて、おつりに間違いなかったかチェックすることも大切です。学校の授業などでは、おもちゃのお金を使ったりしますが、本物のお金を使って教えてあげたほうが、真実味があり、応用問題も覚えやすいというイギリスでの実例があります。

またお金の価値を教える上で、100円で何が買えるのか、500円で何が買えるのかというのを、紙に書き出したりすることもいいかと思います(複数の組み合わせでも OK)。

このようなことから、子どもは紙幣・貨幣それぞれの価値の違い、物の値段と価値などを学ぶことが出来ます。

貯金の習慣

小学校に入り、お小遣いをあげるようになり、額が決まったら、その金額に貯金する分の金額をプラスして渡すようにすると良いそうです。

子どもには、このお小遣いの中から、まず最初に貯金をするようにいいます。「余ったら貯金する」のではなく「まず最初に貯金」という思考パターンが大切です。
アメリカではお小遣いをもらっている子どもの7割以上が貯金をしていて、貯金の額は小遣いの30%が平均だそうです。また貯金には「目的意識」が大切だといわれます。ただ漠然とした貯金より、○○のための貯金の方が意欲的に取り組めます。子どもが欲しいものを見つけ、頑張って半額貯金したら、あと半額を出してあげるということもいいでしょう。
頑張ってやればできるんだ、という達成感が大切なのです。

お小遣いの追加はしない

お小遣いの額を決めて渡すようになっても、すぐに使い切ってしまったとき、必要な物が変えなくなってしまったりしたときが問題です。実は、ここが正念場でもあります。お金がなくなってしまったときの苦しみ、つらさを経験させることが大切な学びです。お金教育をする上では、子供に任せること(自己責任)と、お小遣いの追加をしないことが原則です。

子供の脳の鍛え方

聖徳太子は一度に7人の話を同時に聞き分けたと言われています。
子供に用事を言いつけるときなども、ひとつのことが終わってから、次の用事をいいつけるというのではなく、一度に複数の用事をいうように工夫してみてください。ひとつしか言われないとき、子供はその一つのことを忠実に実行するだけですが、複数のことを言われたとき、子供の心に緊張が生まれ、何から先にやるべきか、どういう手順でやったらいいのかという創意工夫が生まれます。

少し極端な例ですが
「今やっていることが終わったら、玄関の掃き掃除と、お風呂溜めるのと、洗濯物を入れるのをお願いね」
という内容であれば、洗濯物は暗くなる前に早く入れておいたほうがいいとか、またはお風呂がたまるまで7分だから、その間に洗濯物を入れるなど、工夫と全体の構成が必要になります。

物の用途をたくさん考えさせる

子供の自由な発想力を伸ばしてあげるために、物の使い道をできるだけ多くあげさせるということが良いそうです。例えば「洗面器」であれば、「水をくむ」「船」「ヘルメット」「UFO」「お皿」「おもちゃ入れ」「たいこ」などなど沢山の用途が出てくると思います。

子供は大人が思いも寄らないことを考えつきますから、やってみると面白いと思います。アメリカで、子どもたちに「レンガ」の用途をあげさせたら、最高で40個あげたそうです。親子で発想力の勝負をしてみるのもいいかと思います。大人にとっても「頭の柔軟性」を鍛える上でとても効果が高い方法です。

子供の忘れ物を減らすには?

子供が学校にいく前に忘れ物がないか点検するお母さんがいます。
子供が忘れ物をしなくなるためには、できるだけ子供に任せ、時にはあえて失敗させる必要もあると思います。学校にもって行く物を

子供が準備しても、最終チェックをお母さんがしてあげていることで、子供が安心してしまい、甘えからいつまでも親に依存した気持ちから抜け出ることができなくなってしまいがちです。

子供に忘れ物が多くて困るという場合、どうすれば忘れ物をしなくなるかを子供自身に(または一緒に)考えさせ、忘れ物チェックリストなどを作らせるなど、子供自身の責任で行うようにさせることが大切だと思います。

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