校内暴力・家庭内暴力も砂糖の取りすぎが原因

「砂糖が心も体もボロボロにする」と言われたら、どう思われますか。
イギリスのマッカーネス博士は、ある小学生(勉強にも遊びにも集中できない、忍耐強く何かをやり続けることができない、喧嘩が絶えず、いつも落ちつきがない子供)を長い間診てきたそうです。

博士がその子供と話をしようとすると、イライラしたり、怒り出したりして、情緒が不安定で、自分の爪をいつも噛んでいたそうです。

乱れた食生活

この子の両親は共働きで、いわゆるこの子は一般に言う「鍵っ子」で、お小遣いもたくさん与えられていたらしく、毎日自分の食べたいものを食べるという食生活をしていたそうです。

博士は、この子が、日頃「どんなものを食べているのか」ということに興味をもち調べてみたそうです。
その結果、彼が食べていたものは次のようなものでした。
アイスクリーム、ケーキ、チョコレート、様々なフレーク、ボンボン、ミルクセーキ、白パンなど

食生活を改善

この子供の日頃の問題行動が、食生活と深い関係があると考え、母親と相談して、食生活の改善を提案しました。上記の食べ物をすべて食べさせないようにし、中でも特に「砂糖」を一切食べさせないようにしました。肉類もできる限り控えるようにしたそうです。
そして、そのかわりに何を食べさせたかというと、野菜、黒パンだったそうです。

子供の急速な変化

この食生活を一週間続けると、その子供の問題行動はなくなり、数週間後には誰もが驚くほど、よい子になっていたそうです。
博士は次に、その子を再び元の食生活に戻してみました。
すると、わずか数日後、また以前の「問題行動」が出始めた、元に戻ってしまったそうです。
再び、砂糖を一切使わない食事に戻したところ、「問題行動」はなくなったということです。

このことから、「食生活」がいかに、人間に影響を与えているかということを知ることができるとおもいます。

食を変えたら「不良」が「普通の子」に

引き続きイギリス、ロンドンの話ですが、少年犯罪を犯した少女たちが入院させられていた病院でのお話です。
病院の医師たちが、この少女たちが一体どのような食生活を続けてきたのかということを調べた結果、少女達が主に食べてきたものは、次のようなものでした。

大量の砂糖の入った紅茶、安いハム、白パン・マーガリン、缶詰め肉、様々な加工肉、ポテトチップ

その調査の一年後、彼女らは別の施設に移され、その食生活を大幅に改善されました。
その食事の内容は次のようなものでした。
新鮮な野菜と果物、ナッツ、ホールホイートパン、ナツメヤシの実、干しプラム、いちじく、ハチミツ、チーズ、質のいい肉と卵

彼女らの変化を注意深く見守っていた、施設の所長は、次のように報告しています。
「彼女たちは、新しい食生活に切り替えてから、以前に比べてずっと攻撃的でなくなり、けんかをしなくなりました。悪い習慣や、飽きっぽさもなくなり、問題も起こさなくなりました。体の健康面でも考えられないほどよくなりました。顔色もよくなり、態度も明るくなり、落ちつきが出てきました。」

砂糖中毒

ウイリアム・ダフティの「シュガー・ブルース(砂糖病)」という書籍の中で、彼自身が砂糖中毒にかかったときのことを詳しく描いていますので紹介いたします。

彼ダフティは、8歳の頃、砂糖水に夢中になって以来、清涼飲料水をたくさん飲むようになり、砂糖中毒になったことで、ひどい苦しみを味わってきたそうです。彼は、顔や背中の多くのニキビに悩まされました。また、大学生になり、コカコーラを飲むようになり、砂糖中毒の症状はますますひどくなっていきました。

そして大学を中退。その後、第二次世界大戦で徴兵、砂糖入りのコーヒー、チョコレート、パイ、キャンデー、コカコーラはかりを口にする食生活をしていました。その後彼は、痔にかかり、肺炎で命を落とす直前にまでなり、入院。
帰国後も大量の砂糖を摂取するという食生活が続きました。病院での診断は、痔・伝染性単核白血球増加症、仮性マラリア、肝炎、帯状疱疹、皮膚炎、伝染性耳炎等だったそうです。そして消えることのない偏頭痛。

悲惨な彼の状況を見かねた友人から、食事療法をすすめられました。その時彼は、日本人・桜沢如一の著書を読み「砂糖が阿片(麻薬)よりも致命的で、放射能の死の灰よりも危険な毒」だということを知ったと語っています。

その後の彼は、食生活をあらため、野菜と穀物だけを食べるようになりました。そして彼は、短期間で驚異的なまでに健康を取り戻したということです。体重は93キロから61キロに減り、体も心も生まれ変わったようだと語っています。

砂糖と犯罪

「有機農業の父」と呼ばれているアメリカの J・I・ロデールという方がいます。
私も農業を学んでいた時期に、平成15~16年に、二度ほどロデール氏(現ロデール研究所長)とお会いしたことがあります。とても心の大きな、素晴らしい方でした。あまり長くお話はできませんでしたが、また渡米する機会があれば、ゆっくりお話したいと考えています。

さて、そのロデール氏は、著書「自然の健康、砂糖と犯罪心理」の中で、アメリカをはじめとする先進国において、多くの人に見られる「怠慢」「移り気」、また「ノイローゼ」「犯罪」の増加ということに関して、その原因のひとつに「砂糖」のとり過ぎをあげています。

なぜ砂糖のとり過ぎがいけないのか

どうして、砂糖をとり過ぎると、人間の精神面や体にこれほど影響をおよぼすのでしょうか。
実は、砂糖のとり過ぎは「低血糖症」を引き起こしてしまうのです。

アメリカのジョーゼフ・ワイドラー博士は、様々な犯罪(殺人、暴力、残虐行為)が起こったとき、その犯罪者が「低血糖」状態にあったことは間違いないと語っています。
また、普通の子供が突然キレる、明確な動機がなく突発的に犯罪を犯してしまう人、家庭内暴力、DV,校内暴力、幼児虐待など、それらの行動を起こす人は「低血糖症」であることが非常に多いそうです。

一般的に、砂糖をとり過ぎると「血糖値が上がる」と考えられがちですが、その全く逆の「血糖値が下がる」ことがとても多いのです。

白砂糖で魚が発狂

歯科医でクリスチャンの後藤美基氏が、その著書中で、面白い実験をしています。
鯉の稚魚を二つの水槽に分けて飼育し、一方にはカルシウムを、一方には砂糖を与えました。

実験を続けていくうちに、砂糖を与えられた魚の方に異常が出始めました。
発育が悪くなり、あまり動かなくなり、体の色があせて、ウロコがはがれ始め、視覚を失ってしまったというのです。
中には水槽の中で急上昇、急降下を激しく繰り返し、死んでしまったそうです。

現場で働く作業員さんが危ない

先日、清涼飲料水の自動販売機の戦略に関するドキュメンタリー番組を見ました。営業マン達は、激戦区(売り上げの上がる場所)に自動販売機を置かせてもらうために必死の営業努力をします。

売れる場所の一つに、工事現場の近く、というのがあります。重労働で汗水流して、休み時間に缶ジュースや缶コーヒー、お茶などを飲む作業員さんをターゲットとしているわけです。
お茶やミネラルウォーターを除いて、一般的に清涼飲料水には大量の砂糖が使われています。

アメリカの統計でも、労働者は一般の人に比べて、こうした清涼飲料水に頼る割合が高いという結果が出ています。
このような砂糖の大量に入った飲み物をがぶ飲みしていれば、確実に糖尿病や低血糖症になってしまいます。

砂糖をとり過ぎると結核菌が繁殖

イギリスで砂糖が大量に使われ始めた頃、同時に肺結核による死亡者数が急激に増え始めたといいます。
日本でも、台湾から大量に砂糖を輸入し始めた1910年以来、肺結核患者が急増し始めました。

実は、恐ろしいことに、砂糖(ならびに砂糖を多く含む食品)を多く食べてしまうと、結核菌にとって非常に活動しやすい状態(体質)になってしまいます。

血液の酸化

砂糖は「結晶化した酸」であり、血液を酸化させます。血液が酸化すると、結核菌が繁殖しやすくなります。
この状態を改善するため、体内に蓄積されたミネラル類(マグネシウム、カルシウムなど)を使わなければならなくなります。
さらに恐ろしいことに、砂糖は、ビタミン類をも吸い取ってしまうのです。

以上が、砂糖のとり過ぎが、結核菌が繁殖しやすくなるという理由です。

「澱粉」+「砂糖」の組み合わせが怖い

さきほどのお話にも出てきましたウイリアム・ダフティは、砂糖と澱粉が一緒に摂取されるときの危険性を著書の中で、次のように述べています。
「澱粉と砂糖が同時に摂取され発酵がおこると、炭酸ガス・酢酸・アルコール・水に分解されます。水以外は全部、体に不要であり、毒です。通常はタンパク質が消化されるとアミノ酸になりますが(アミノ酸は体に必要な栄養分ですが)、タンパク質が砂糖と一緒に摂取された場合、腐敗が起こり、様々な毒(プトマイン、ロイコマイン)に分解されてしまいます」

またダフティは、「白米と砂糖」の組み合わせが最悪、と語っています。

巨大なニワトリの成長の秘密

砂糖の害を警告する高尾利数氏は、その著書の中で次のように語っています。
「養鶏業を営む友人が、ある人から聞いた方法でニワトリを育てたら七面鳥のように大きくなった。その方法とは、ニワトリに水のかわりに牛乳、ふすまの代わりに肉骨粉、そしてその肉骨粉の中に砂糖を混ぜるとさらに効果的だったとのこと。しかし本来25年ほど生きるニワトリが、わずか3年でバタバタ死んでしまった。解剖してみると、肝臓が腐った豆腐のようにグジュグジュになっていた。」

肉を砂糖と醤油で味付けされた、美味しいメニューを、私の友人がよく食べていたのを思い出しました。やめるように伝えておきます。

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