転職で絶対合格する!書類作りの考え方とその方法

仕事/職場の情報が出そろい始めると、応募を意識し始めます。
人材紹介会社に面談に行く際には、応募書類に不備があったり内容がしっかりしていなかったりしてもまだ許されますが(勿論、書類がきっちり出来上がっている場合の方が話はスムーズですが)、いよいよ応募となると、まずは書類で選考されるという現実が待っています。
ここでは、「勝てる応募書類」の作成について考えていきます。

実践的な話をする前に、まずは理論的な話をします。

①成功する転職活動において、履歴書と職務経歴書を提出する際の最大の目的は面接に到達することである。

書類作成にベストを尽くしそれで落ちてしまったのであれば、初めから縁がない
企業を見極められたのだと思って喜べる。しかし、自分の実力を書類で十分に表現できずに中途半端な状態で落とされてしまったのであれば、これほど勿体ないことはないと言える。

② 全ての職種、全ての会社に受かる書類というオールマイティーな書類は存在しない。
その職種に求められている内容、その会社に必要とされている内容が滲み出ている書類が通りやすいが、その内容は千差万別なので。

③ 理想は、ひとつ応募書類のひな形をもっておき、あとは応募する会社に応じてそれをカスタマイズしていくこと。
自分よりも少し上のクラスの仕事などにもチャレンジ応募してみると、意外といい結果が返ってくることがある。そういったチャンスを拾うためにもあまり時間はかけずに大量に応募できるような型の書類を持っておくと大変便利である。

④ 履歴書と職務経歴書だけが応募書類ではない。
必要あらばプロフィールシートなど、付加的な資料も作らないといけない。
どうしても行きたい企業であれば、それ位の熱意が必要になることもある。

⑤ 応募書類は、一度作れば終わりというものではなく、出会った企業から受けたコメントなども参考にしながら、自分でどんどんブラッシュアップしていくものである。転職開始時と転職先決定時に同じ書類を使っているということはケースとしては少ない方である。

⑥ 職務経歴書などに自分の実績を書くのは、自分のことを自慢したいためではなく、「おお!」と審査する側の目を引くことと、その実績を生み出した自分の力が応募しているポジションでも活きることを示すためである。

⑦ 基本中の基本であるが、応募書類に嘘は書かない。 ただし、情報の取捨選択は大事であり、自分に有利な情報を書くことはとても重要である。

⑧ 自分とその職種の立ち位置(力関係)によって、戦略が変わる。
自分が圧倒的優位であれば、王道の書類を出せばOKである。
もし超人気の仕事で倍率が何十倍とするようであれば、まず数ある候補者の中から目立っていかないと書類選考で落ちることになる。これは芸能界のオーディションと全く同じである。

⑨ 履歴書や職務経歴書は、必ず面接で使われるので、「こう書いたらこのような質問がくるかもしれない」「その時にはこう答えよう」と、ある程度使われる時のイメージをしながら作る必要がある。

⑩ 履歴書で落とされる場合は、年齢、学歴、職歴(やその空白)など。
履歴書の内容には装飾が利かないため、企業側がもともと設定しているマイナスポイントを持っている場合はどうしようもないこともある。
その場合は、どれだけ他の部分でアピールしても仕方がない。その辺りはドライに考えておく。

⑪ 職務経歴書はその中身にも色々と装飾がきく。(うまく見せられる。)
従って、フォーマットはどこかから引っ張ってきて、中身で勝負する。
中身は完全にオリジナリティあふれる一品にすることが必要である。

⑫ 履歴書はフォーマット選びが逆に重要となる。着色しにくい資料なので、せめて右側の記述部分など、企業側との力関係によって記載しやすいようなフォーマットを選ぶ必要がある。

ここまで理論的なことを書いてきましたが、以上が前提になると考えてください。
書類は残るものであり、応募先企業の誰が読むものかもわかりません。
最終的にその職場と合うかどうかは実際に行ってみないとわからないわけで、それは面接などのプロセスで双方が評価していくものです。

従って、この書類の段階では無駄な失点をしないことがまずスタートで、そこから以下に付加価値をつけていくかを考えていくべきです。

以下の順番で気をつけながら、応募資料を作成していきましょう。
<1> 読みやすさ

<2> 分かりやすさ

<3> 内容の充実

読みやすさ、というのは見た目、読めるかどうか。
分かりやすさ、というのは、書いてある内容を理解できるかどうか。

この部分が×では、間違いなく先に進めません。
まずそこから考えていくことにします。

履歴書のチェックポイント

転職者の履歴書選考について考えると、まず「目立ったマイナスポイント」を持っている人を落とすという作業になります。そこで、そういったマイナスポイントがあなたの履歴書にないかどうかをチェックしてみましょう。

基本的事項ですが、以下がないかどうか確認してください。
・字が読みにくい
(字のうまい/下手ではなく、読みやすいかどうかです。達筆な人でも、あまりにも達筆すぎて逆に読めなくなっている履歴書はNGです。ただ、いくら読みやすいとは言え、極端な丸字やくせ字は、それだけで敬遠される可能性もあります)

・字に熱意がこもっていない
(雑に書かれた履歴書かどうかは一目で分かります。字が上手でないのは仕方がない部分もありますが、字が汚くてかつ雑に書かれていたら、一発であなたはあまり本気で応募していないということが分かります。 本気で行きたい企業であれば、必然的に字に熱意がこもるからです)

・誤字や脱字がある
(どれだけ高学歴でも関係ありません。実用的な学力がないか、余程不注意な人かと見なされます)

・学歴と職歴が書かれていない
(職歴がない場合は別ですが、左側の欄には、しっかりと学歴・職歴を書くべきです。学歴だけで終わっていいのは、就職活動やアルバイトの面接応募の時です。)
・履歴書の実物ではなく、コピーである。
・間違った字が、二本線で消されていたり、修正液で消されている。
(どちらも問題外です。)
・印鑑のズレが目立つ
・写真の写りが悪い、写真がずれて貼られている
(どちらも問題外ですが、これは、書く前に先に済ませてしまうことで防げる問題でもあります)
・免許や資格の欄が空欄である
(仮に何もなくとも、公式なものでなくとも、うまく表現する必要があります。)

ここまでは、基本中の基本になります。
履歴書や職務経歴書に限らず、上記のような内容のビジネス文書があれば作った人の能力や熱意が疑われることは間違いありません。
いずれも見やすさに関係する内容だからです。このような見にくい(醜い)書類を作ってきただけで、あなたの人間性が疑われても仕方ないでしょう。

この、表面的な部分がOKであれば、次は中身を見ていきます。
実際には、最初の何十秒かで、以下のような内容を見られています。
・どういった学校を卒業したか
・職歴に不可思議なブランクはないか
・転職回数はどれくらいか
・どういう会社を選んで働いてきたのか
・在職期間はそれぞれどれ位だったか
・会社都合での退職か、自己都合での退職か
・仕事で役に立ちそうな資格を持っているか
・志望動機や志望理由などがありきたりではないか
・家族構成はどうか(勤務地と一緒にチェック)

この、中身のチェックは、どちらかというと「記載されている内容にいい部分はないか」 と見ていくというよりは、「どこか危ない部分はないか」とマイナス部分がないかを確認しているような作業です。

従って、最初にあなたが行う作業は、そのマイナス部分が出てきにくい履歴書用紙を選び、右側の記入項目欄をうまく使っていくことになります。

それではひとつ、以下の履歴書を見てみましょう。(右側部分のみです)

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この履歴書をみていかがでしょうか。「さあ、書くぞ」という気になりましたか?この履歴書は、典型的な自由記述欄が多いタイプの履歴書です。
何か堂々とアピールできるようなことがあり、それが通常の履歴書では入りきらない人が選ぶにはいいかもしれませんが、これだけ広いと埋めるのに苦労しそうです。
文章の中身だけでなく、構成にも頭を使わねばなりません。

次に以下の履歴書を見て下さい。

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この市販の履歴書は、比較的ノーマルだと言えそうです。 最初の履歴書に比べて、右側が細かく分けられており、 スポーツ・クラブ活動・文化活動など/趣味・特技/得意な学科・分野/自覚している性格/志望の動機/本人希望記入欄 となっています。
自由に構成を決めるよりこの方が書きやすく感じますし、志望動機など難しい部分を書くボリュームが減っていることが分かると思います。

このように、結局のところ自分に合った履歴書の選択が、履歴書で損をしない重要なポイントになります。
もしあなたが、企業に対してウリになる部分が明確で、それが他の転職者と差をつけられるような内容であれば、それを存分に書ける履歴書を選べばOKです。

ただ逆に、「書くことがないのに書くスペースが広い」「志望動機がうまく作れない」といったケースもあるでしょう。そんな時は無理して内容を作ろうとすればするほど墓穴をほることになります。そういう場合はシンプルに書くだけにとどめ、別のポイントであなたの良さが伝えられるようにします。

履歴書において、不利になるような余計なことを書かない。」
これをまず最初に意識するようにしてください。

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