インプットとアウトプット学習をおこない、知識を自分のものにする

30日間で「理解する」ということに関しては、かなり深まったと思います。

ここから先は「暗記」及び「選択式問題集」「条文問題集」を使っての学習になります。
つまり、インプットとアウトプットの作業です。

テキストを読み込み、覚えられない単語を書くことで暗記する。
そして、自分にどれだけ力がついたのか確かめるために問題集を解く。
これの繰り返しになります。

では、31日目以降の勉強スケジュールについて見ていきましょう。

《使用教材》 基本テキスト(法令)、選択式問題集、条文問題集

31日目 基本テキストの「憲法」読み込み、重要語はチェックペンで塗り、書いて暗記
※「チェックペン」は赤色のマーカーで重要部分をチェックし、その上に専用の緑色のシートを被せるとマーカー部分が黒くなって見えなくなる、という大手文具メーカーの商品です。

32日目
基本テキストの「憲法」 チェック文字を確認 1時間
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間

33日目
基本テキストの「憲法」 チェック文字を確認 1時間
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間

34日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「憲法」 チェック文字を確認 1時間

35日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「憲法」 チェック文字を確認 1時間

36日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間

37日目
基本テキストの「民法」読み込み、重要語はチェックペンで塗り、書いて暗記 10時間

38日目
基本テキストの「民法」 チェック文字を確認 1時間

39日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「民法」 チェック文字を確認 1時間

40日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「民法」 チェック文字を確認 1時間

41日目
選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「民法」 チェック文字を確認 1時間

42日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「民法」 チェック文字を確認 1時間

43日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間

44日目
基本テキストの「行政法」読み込み、重要語はチェックペンで塗り、書いて暗記 10時間

45日目
基本テキストの「行政法」チェック文字を確認 1時間

46日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く
基本テキストの「行政法」チェック文字を確認 1時間

47日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「行政法」チェック文字を確認 1時間

48日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「行政法」チェック文字を確認 1時間

49日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「行政法」チェック文字を確認 1時間

50日目
基本テキスト「その他法令」読み込み、重要語はチェックペンで塗り、書いて暗記 10時間

51日目
基本テキストの「その他法令」 チェック文字を確認 1時間

52日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「その他法令」 チェック文字を確認 1時間

53日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「その他法令」 チェック文字を確認 1時間

54日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「その他法令」 チェック文字を確認 1時間

55日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間
基本テキストの「その他法令」 チェック文字を確認 1時間

56日目
「選択式問題集」「条文問題集」を解く 1時間

以上が、31日目から56日目に私がおこなったことでした。
暗記するために、まず土曜日に深い読み込みとなぐり書きをし、テキストに書かれていることを何度も何度も目や手でなぞりました。

「読み込み」は「黙読」でも「音読」でも「話す」でも構いません。
私の場合は、「机に向かっての勉強」は土曜日のみしかできませんでしたので、ひたすら書くことに執着しました。

丁寧になんて書きませんよ。なぐり書きです。
人に見せるものでもないので、ノートにきれいにまとめたりもしません。
何度も何度もひたすら書くだけです。

よく、「どうせ書くならきれいに書いた方がいい」という人がいます。
色分けをしたり、絵を入れたりする人もいます。
そういう人たちにひとつだけ言います。
きれいにまとめることが目的ではありません。何度も書いて、覚えることが目的なのだ」 と。

私は、この時期テキストに向かって一人でぶつぶつ声に出しながら読んでいました。そして重要なキーワード(太線のもの、よく出てくる単語、数字)と思われるものには、チェックペンで線を引き、チェックシートで隠して、何度も何度も書いて書いて覚えました。

しかし、1日にすべてを覚えようと思っても不可能です。
この段階で大切なことは、重要なキーワードに線を入れること、そして何度も書くことです。

「100%覚えてから次のページに進もう」という考えは捨ててください。
仕事でも同じだと思いますが、「最初から細部までこまかくチェックをして少しずつ完成させていく人」と、「とりあえずスピードを優先して大まかに概略をつくって、後から修正を加えていく人がいます」。

行政書士試験の勉強では、是非、後者になってください。
「回転させるうちに覚えればいい」、という気持ちが大切です。

土曜日にやるべきことは、
「1日で憲法すべてのページにチェックペンを引き、重要な単語を書きまくる」
ということです。
逆にそれさえできていれば、1週間かけて電車の中でチェックペンでの勉強ができます。
細かいことはこのチェックペンで学習していけばいいのです。

同時に、この期間に私が取り組んだのは、アウトプットです。
この頃になると、テキストの細部までは覚えていなくても、「憲法ってこういうものだ」という概略までは作られています。
そしてここから先、細部の知識を高めるという作業に入るのです。

私は基本知識を学んだら、あとは問題を数多くこなすことが大切だと思っています。テキストをいくら読んだところで、真の知識は身につきません。
最低限のことをテキストで学んだら、あとは問題を解きまくりましょう。

つまり、私はこの期間に3つのことを同時におこなっていました。
・ チェックペンでテキストを確認する(インプット及びアウトプット)
・ 選択式問題集を解く(アウトプット)
・ 条文問題集を解く(アウトプット)

まず、電車の行きはテキストを使って学習しました。
これは直近の土曜日にチェックペンを引いてあるので、「読み込み」とあとは「隠れている文字を確認する」というインプットとアウトプットの学習が同時におこなえます。ここまでくるとテキスト学習の最終段階です。

次は「選択式問題集」と「条文問題集」を解きました。
仕事帰りは疲れているので、何かを覚えようと思ってもなかなかやる気が起きないんですよね。
それならば、覚えるのではなくて、問題を解く方がゲーム感覚で楽しめます。
私の場合は、帰りはぐったりしていたので、眠くてどうしようもないときもありました。そういうときは、寝て帰ることにしていました。

最寄駅までぐっすりのこともありましたし、30分くらいで目が覚めると頭がすっきりして、問題を解くことに集中できるというときもありました。

どちらにしても、眠いときは無理にやろうとしても、得るものは限りなく小さいので素直に寝ることをお勧めします。

「選択式問題集」「条文問題集」の選び方

問題集を選ぶときのポイントは次のようになります。

「選択式問題集」
・ 「過去問を使っている5択のもの」か「過去問を使った○×式の一問一答」タイプのもの。
・ きちんと、「憲法」「民法」といったように単元別に分けられているもの。
・ 持ち運びが便利なコンパクトタイプのもの。

「条文問題集」
・ 行政書士試験用につくられているもの
・ 問題形式のもの(=「あらかじめチェックペンで文字が見えない形になっているもの」もしくは「空欄になっているもの」)
・ 持ち運びが便利なコンパクトタイプのもの。

また、おそらく多くの方は、条文については問題集形式ではなく、単に「ずらっと条文が書かれている普通の行政書士用の六法」をお持ちではないかと思います。

でも、それではただ字をなぞっているだけで、真の意味で覚えられるとは思えません。
ここから先、大切なことはアウトプットです。インプット学習は最低限で十分です。

テキストは理解さえすれば、それ以上やる必要はありません。
空欄になっている箇所を前後の文章から答えを推察していく、そういった訓練が必要となります。

「行政書士用の六法」を購入して、自分でチェックペンを使い文字を消していくという方法もあります。
ですが、これを行政書士試験勉強開始時期からスタートすると、ポイントが分からず、あれもこれもチェックを入れてしまいがちになっていますので、ある程度、理解の深まった頃に実践することをお勧めします。受験経験のない方の場合には、「行政書士新六法(週刊住宅新聞社)」が良いかもしれません。

私の場合には六法自体は持っていました。
有斐閣の「判例六法」です。
別に、持ち歩いていたわけでもありませんし、覚えるために買ったわけでもありません。あくまで「確認用」でした。
テキストを読んでいたり、問題集を解いていると「95条参照」といったような記述がでてきますよね。

「どういった条文が書かれているのか」、それを確認するために、購入しました。
最近の行政書士試験では、条文や判例、もしくは応用力を問う問題が増えています。それに対応するためには、テキストで覚える(インプット)ということは最小限にして、あとは様々なタイプの問題を解く中で学習していくこと(アウトプット)が大切になります。

そういった意味でも問題集を兼ねている「行政書士新六法(週刊住宅新聞社)」は勉強に適した教材かもしれません。
なるべく早い段階から問題集に取り掛かることは、合格力を鍛える上とても重要なことなのです。

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