筋トレの知識!筋肉ができるまでの流れ

まず、立派な柱を想像してみて下さい。
その柱の芯は一本の鉄の棒でできており、その周りがセメントで塗り固められている感じをイメージして下さい。

この鉄の棒とセメントでできた柱は、我々が一生交換することのない「筋線維」です。
この鉄の棒にどんどん上からセメントを塗って柱が太くなっていく。
これが筋線維の増強=筋肉増強と考えて下さい。

さて、この鉄棒とコンクリートには、専門で管理してくれる「コンクリート技師」がいて、その名を「チョウカイフク」さんと言います。
このチョウカイフクさんはすごく優秀なコンクリート技師なのですが、堅物である故にある2つのポリシーを持っています。

その2つのポリシーとは、
1.「風化してコンクリートが剥がれ落ちても絶対修理しない。」
2.「修理の発注書通りにセメントを塗るだけでなく、更に多めにセメントを塗って柱を強化する。」.
です。

さて、実はこの鉄棒とコンクリートは、ほっておくと風化して剥がれ落ち、柱自体が細く弱くなっていきます。
このままいくとどんどん細くなってみすぼらしい柱になってしまうのですが、堅物のチョウカイフクさんは、自分のポリシーである、
1.「風化してコンクリートが剥がれ落ちても絶対修理しない」
にしたがって、絶対に柱の修理をしません。

この柱をどうにか太く立派な柱にしたいあなたに、唯一残された手段が、柱を意図的に「破壊」することです。
実はこの柱は意図的に「破壊」されると、チョウカイフクさんが修理してくれて、強く太い柱になっていきます。

さて、あなたが柱を意図的に破壊するとまず、野次馬で有名な「ニュウさん」が面白がって集まってきます。
この野次馬「ニュウさん」は一人ではなくたくさんいて、その破壊具合が激しければ激しいほど面白がって大量に集まってきます。

さて、いま柱はたくさん傷つけられ、その周りをニュウさんがたくさん囲んでいます。
ここで新たな重要人物が登場します。

その重要人物とはの柱の管理責任者「脳」さんです。
脳さんの仕事はいつも柱の状態をチェックしており、柱が破壊された場合には、その破壊状況を確認し、適切な補強を「修理依頼書」に記載して、柱の修理屋「チョウカイフクさん」に渡します。

この「修理依頼書」の正式名称を「成長ホルモン」と言います。
これに基づいて「チョウカイフクさん」は、修理に取り掛かっていくわけです。

ところで、脳さんは超超エリートで、あまりに多くの仕事を抱えているため、正直、柱の破壊具合なんて現場に行って確認していられない状況です。
そこで、脳さんはある裏技をつかって、柱の破壊具合を確認します。
その方法が、非常にずるくて、先ほどの野次馬「ニュウさん」の集まり具合で破壊状況を判断すると言う方法を取るのです。

野次馬である「ニュウさん」がたくさん集まっていたら、大きく破壊されているだろうと推定し、たくさん修理させる修理依頼書をだし、あんまり集まっていなかったら、そんなに破壊されていないと判断し、小さな修理依頼書を発行します。

そう、脳さんは現場には行かず、遠くから双眼鏡をつかって、日本野鳥の会のように、片手にカウンターを握り、野次馬ニュウさんの人数を数えて破壊状況を判断しているのです。
その後、その修理依頼書である「成長ホルモン」をチョウカイフクさんに渡し、チョウカイフクさんは、この「成長ホルモン」にしたがって、すぐに修理に取りかかります。

ここまでの復習です。
柱を壊せば壊すほど野次馬は集まります。

集まった野次馬の数に合わせて、修理依頼書の内容が決まります。

その修理依頼書に基づいて、修理がされます。

つまり、たくさん壊せば壊すほど、修理計画は大々的なものになるのです。
さて、チョウカイフクさんは、現場で修理依頼書「成長ホルモン」が来るのをひたすら待ちます。そして来たのを確認した瞬間に、作業を開始します。
このようにチョウカイフクさんは、修理依頼書「成長ホルモン」がある間しか働きません。
そしてこの「成長ホルモン」が分泌されるのは、2 回のタイミングを除いてありません。

その2 回というのが、「破壊行為の直後」と「睡眠直後」なのです。
このタイミングでチョウカイフクさんが猛烈に働いて、柱を強く太くしてくれるわけです。

さて、修理依頼書である「成長ホルモン」も出て、早速修理補強作業を開始しようと思っているチョウカイフクさんですが、ここで最大の壁にぶち当たります。
それが、「材料不足」です。

どれだけ、チョウカイフクさんの腕が良くても、どれだけ脳さんが、成長ホルモンを発行しても、現場に材料のセメントがなければ修理ができません。
チョウカイフクさんは、ただただ、柱の前に呆然と立ちつくすことしかできないのです。
こんな状況に陥らないようにするにはどうしたらよいか?

それが、修理依頼書(=成長ホルモン)が出たタイミングで、適切な材料をしっかりチョウカイフクさんに渡してあげることです。
このタイミングで、材料が運ばれると、職人「チョウカイフク」さんが持ち前の腕で素早く効率的に修理作業を行ってくれます。

では、この時の材料となるのはなんなのか?
それが、タンパク質(アミノ酸)なのです。

私達は、この修理依頼書(=成長ホルモン)が、発行されるタイミングでこのタンパク質(アミノ酸)をチョウカイフクさんに渡す必要があるのです。
このタイミングで、柱の材料であるセメント(タンパク質)が、しっかり渡されてはじめて、筋肉が増強していく奇跡の現象が起きるのです。
それが、職人チョウカイフクさんのもう一つのポリシー

2.「修理の発注書通りにセメントを塗るだけでなく、さらに多めのセメントを塗って柱を強化する」=「超回復」です。

職人チョウカイフクさんは、この修理作業で職人魂がどうしても疼いてしまいます。
そこで、修理依頼書にあるような原状回復では納得がいかず、壊れる前より強く太くしてやろうという気が起きてしまいます。
そしてほんの少しですが、セメントを多めにぬり、破壊前より少しだけ強く太くしようとします。これが「超回復」の正体です。

この職人「チョウカイフク」さんの粋な計らいにより我々の筋肉は強く太く成長していくことになります。では、いままでの流れを全部復習してみましょう。
① 筋肉柱が、破壊されます。

② それをみて野次馬のニュウさんが集まって来ます。

③ それを遠くで見ていた脳さんが、柱の破壊を発見しニュウさんの数から破壊具合を推測します。

④ 脳さんは、その推測が反映された修理依頼書「成長ホルモン」を発行し、柱の修理職人である「チョウカイフク」さんに修理を依頼します。

⑤ 修理依頼書が発行されたタイミングでしか働けないチョウカイフクさんに、タンパク質(アミノ酸)を渡します。

⑥ チョウカイフクさんが、まず、修理依頼書通りに破壊前まで修理し、その後、その職人魂で、破壊前よりもすこし強く太くセメントを塗って柱を補強します。
以上が、筋肉ができるまでの流れです。しっかりと理解しておいてください。

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