手足のツボを刺激し腰の痛みを解消する方法

もうひとつの治療法のお話しをさせていただきます。
(治療法A)自宅で簡単!手、足のみを使って腰痛を改善する方法は両手、足を全身に見立てて気の調整をいたしましたが、今からご説明する治療法は(治療法B)と言います。

手首から先の手の平、手の甲を全身に見立て、気の調整を図り痛みを改善していきます。
手は人類が道具を使うようになって以来脳との関係が一番密接な部分です。
手を使うことで脳が進化してきたと言っても過言ではないと思います。
その脳と一番密接な手を刺激することにより、脳にしっかりと働きかけ体を健康な状態にしていきます。

治療法Aで改善されない痛み等はこの治療法Bが奏功する場合が多々あります。
治療法Bはどちらかと言えば深い痛みに効果があります。

[痛みに深さなんてあるの?]と思われる方がほとんどだと思いますが、私の臨床経験の中だけでも[深さはある!]と断言できます。

例えば、肩こりや、なんとなく腰が重たいなんていう症状の場合は浅い所の痛みで、(このだるさは痛みの前段階)治療法Bはあまり効果がないように思われます。
治療法Aはある意味オールマイティーなのですが、深い痛みに関しては治療法Bに若干分があるようです。

図1をご覧ください。

太枠で囲まれた部分がそれぞれAは腰、Bはお尻、Cは大腿、Dは下腿となります。
そして、小指の先から足首、すね、ひざ、もも、股関節となります。

図2-1、2の太枠で囲まれた(e、g)が足の真後ろ、(f、h)が足の外側になります。

仮に図3の太枠部分(腰、お尻、大腿の真後ろ)に痛みがあるとします。

この場合の治療ゾーンは図1のA、B、そして図2のeです。

では、実際の治療方法です。
各A、B、C(e,f)、D(g,h)はゾーンであり範囲が少し広いです。
このゾーンを指等でじっくりと揉んでも効果はありますが、少し深い部分が反射点なので、爪楊枝等の尖っていない反対側で刺激をするのが一番効きます。
右腰が痛む場合は、貴方の右手の甲のゾーンAの中から爪楊枝の反対側で押しながら一番痛む箇所を丁寧にしつこく探していきます。

このゾーンAは中指の骨の上と、中指の骨と薬指の骨との間のへこんでいる所です。
ヘルニアがある方などはこの中指の骨の上と、中指と薬指の骨の間が治療点になります。
そこを丁寧に探っていきますと、凹んでいるところや押して痛いところが必ずあります。

そしてその凹みや痛む所が即、治療点となります。
骨の上の痛い所を爪楊枝で探るのは少し慣れが必要ですので、まずご自身の指で中指の骨の上を探って痛みの強い場所、又は凹んでいる所を目安として探してみてください。

図4、手の甲で中指のコブシの真ん中から真っ直ぐ手首に下がると凹み(ツボで言うと陽池<ようち>)があります。

中指の骨の上(中指の骨を脊骨に見立てます。)でコブシと凹みのちょうど中間あたり(図4のX)が第2、第3腰椎間にあたります。
ヘルニアの多発部位は第4、第5腰椎間ですから、そこにヘルニアをお持ちの方はXよりも少し下のあたり(図4のY)を目安に中指の骨の上を探していただけるとわかりやすいと思います。

この際、押さえる場所や角度、向きを微妙に変えながら探すのですが、最初に押さえて痛くなくてもじっくり押さえていると段々痛みが湧き上がってくることも多々あります。
腰が痛ければ必ずゾーンAに他とは痛み方の違う場所が存在するはずです。
それを、ぴたっと探し出し、爪楊枝の反対側でしっかりと20秒~30秒ほど押さえれば腰の痛みはス~ッと取れるはずです。

痛みに変化がない場合は場所が不適当か、押す力が足りないかです。
コツとしては、押してものすごく痛む場所を探し、ものすごく痛いけど我慢して押すことです。
痛みの程度は貴方の腰の痛みに比例するはずです。

もし、一番痛む場所をうまく探せないようでしたら、それらしい所を全部刺激してください。
ただし、くれぐれも強く押しすぎて皮膚を傷つけないようにご注意ください。

治療法Aをしっかりとご理解頂いている方には治療の際の痛みの重要性はもうすでにご存知かと思いますので、ここでは割愛させて頂きます。

お尻が痛む場合はゾーンB(図5)を同じ要領で、ものすごく痛む場所を探して、ものすごく痛いですけど我慢して押してください。

ゾーンBは上下に2ヶ所ありますが、第1候補は指先に近い部分です。
最初にこちらを探して特に痛む所が見当たらなければ、手首に近い方のゾーンBを探してみてください。

C(図6)、D(図7)に関しても同様で、足のシビレの場合でも神経痛の場合でも押して痛む場所が存在します。

足の真後ろの痛みは(e、g)、横は(f、h)という具合です。

足の太ももの真後ろで上下の丁度真ん中あたりが痛む場合は、指(eのゾーン)のやはり上下の真ん中くらいに反応が出易いようです。
この治療法は一見単純で簡単そうに見えますが、各ゾーンの中から痛みの強い[点]を探し出すことです。
みつからなくても、根気よく何度でもチャレンジしてください。

苦労して見つけ出していただければその素晴らしい効果に報われることでしょう。
治療回数としては、副作用のない治療法ですからいつでも、何回でも行ってください。
治療法Aと治療法Bを併用されるとより効果的だと思います。
この二つの治療法によりほとんどの痛みパターンに対応が可能です。
正しい手順と方法を習得されればどなたでも高い確率で治療効果をすぐに実感できる普遍的方法だと確信しております。

治療効果について

1 治療後すぐに楽になる
2 少し時間がたつと楽になる
3 翌日になると楽になる
4 全く変化が感じられない

1~3についてはその方が本来持っている気の推動作用(気を推し出す力)の強弱によるものと考えられます。
4については年齢的なもの、病歴の長い方、著しく体力の低下している方、又は頻繁に腰に強いマッサージを受けている方等、個人差はありますが治療効果をすぐに実感できない場合もあります。

マッサージを受けている方は、一週間ほどマッサージをお休みされて治療されることをお勧めいたします。
それ以外の方も、治療回数を重ねていくごとに[あれ?いつもと少し痛み方が違うな!]、[寝つきがいい]、[朝がスーッと起きれる]等、体を良い方向へ導いてくれます。

治療中の痛みについて

患者様にとって体に痛みがある時に治療自体も痛いとなれば[泣きっ面に蜂]だと思いますが、今現在の体の状態を変えていくためには[痛み]が必要です。

図をご覧ください。

人間は日々[健康]と[病気]の間をゆらゆらと振り子のように揺れ動いているとお考えください。
若い人や生命力豊かな人は、少しくらい病気の方に振り子が傾いても自然に元の位置に戻ります。

ところが、年齢、病歴、生活習慣、生命力の低下などにより、振り子の先端に重りがついてきます。
初めは軽いのですが次第に重たくなってきます。

例えば20キロの重りが付いている人を元の健康の方へ戻すためには、最低でも21キロの力で引っ張り上げてあげなくてはならないということです。

当然重さには個人差があります。

どの程度の重りがついているかなどは見当もつきませんが、[痛み]を感じる程度の治療がその方の振り子を元に戻す丁度良い[力]となるのです。

私個人の見解ですが、[気持ちの良い治療]というのは体の状態を変化させるということにおいてはあまり[力]がありません。
リラックス効果はありますが、[気]を動かし、病気を治し、健康にするには力不足なのです。

極端な言い方をすると、[気持ちの良い治療]で治る病気は放置していても自然治癒力でよくなります。

この治療法は人によっては痛みを伴う場合も多々ありますが、決して手を抜かずに、治療中の[痛み]を薬だと思って頑張られることを切に願います。

腰痛の予防法

運動法、体操法などは各書籍にたくさんでていますので、ここでは割愛いたします。

食事の量

[腹八分目に医者いらず]という諺もあるとおり、胃腸に負担をかければかけるほど体は弱ります。生命力、免疫力も落ちます。東洋医学的に考えますと、腰の主な経絡は膀胱経です。
その表裏経は腎経です。胃腸の消化力は腎の陽気から来ます。胃腸に負担をかけるほど腎が弱り、強いては膀胱経に影響を及ぼし腰痛を引き起こします。食べすぎは万病の元です。

冷え

足が常に冷える方は是非、半身浴を行ってください。足が冷える方は特に、上半身と下半身の対流がうまくいかず、[頭寒足熱]の良い状態ではない、ということです。女性に多いのですが、各種婦人病の起こりやすい状態なのです。当然腰痛も起こりやすいです。入浴の方法は様々な書籍やインターネットで参照ください。

腰痛を悪化させないためには?

腰痛の原因は日々の生活の中に隠れています。その原因が何かをまず、探して出来るだけ取り除く努力をしてください。そしてその上で規則正しい生活をおくることです。暴飲暴食と過度な房事を避け、疲労を翌日に持ち越さないように心がけてください。様々な健康法なども取り入れて、常に内臓が元気でいられるようにしてください。

今回は腰痛、坐骨神経痛に特化した治療法になります。
そして、腰痛が改善するだけでなく、[めまい、耳鳴り、手足の冷え、むくみ、便秘、膀胱炎、前立腺炎、精力減退、腎疾患、婦人科疾患、不妊症等]の症状にも効果があるものと思われます。
体の調子そのものが大変良くなっていくと思います。

腰痛の克服は、健康な体への改善なのです。
一日も早く健康を取り戻されることを願って止みません。
まずはあなたの腰痛が完治するまでの間、頑張って実践してみてください。

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